懐かしい空から

あの日見た光景

それは青い空と宇宙の瞬き

銀河系の中に広がる無限の宇宙

そして時間を通り過ぎてきた光の集合

寂しさはいつも夜にやってきて

朝に去っていく

孤独は人の波の中に存在する

喜びはすっかり酔いしれた男のようだ

隣の誰かは誰かに思いを馳せる

月夜には太陽が死んでいる

時計の針が進むたびに

空の暗黒のグラデーションが綺麗に彩られる

空から雨が降ってくる

地上の何もかもを洗い流すようだ

誰かはそんなすべてを捨て去って旅を続ける

遠くに何かを追い求めて

猫が近くを通り過ぎる

日常を愛している

あなたは僕の覆う感情すべてを引き剥がして

僕の足元にそっと寄り添う

地球が自転していくたびに

あなたは僕から離れていく

僕はただ夢想する

大きな太陽がいつか地球を通り過ぎて

限りない光を降り注ぐことを

いつだったか僕は夢の中で

雨になったことがある

空中を通り過ぎて

地上に染み渡った

あなたは最後に僕に手を伸ばす

僕はあなたの肌の中を通り過ぎた

僕はいつだってあなたのそばにいることを望んだ

目が覚めると朝だった

僕は真っ青に彩られた世界の中で呼吸をしていた

あまりに早く起きたせいで

意識も夢の中と現実の世界をいったりきたりしているようだった

今だって覚えている

あの日見た太陽の光を

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