夢と幻想の夜

青い月が浮かぶ九月

僕と彼女と猫

時計の針はひっそりと回転する

僕が見上げる空はすっかり秋

雲が途切れる

太陽は沈む

赤い太陽が沈む瞬間

海が太陽を飲み込む

消え去ったあとの光の残渣

月はひっそりと姿を現す

いつまでも星が輝いていた

きらきら瞬く青白い光は

空から遠くの惑星へと続く

僕はろうそくに火をつける

火は瞬く間に燃え広がる

赤い火が灯る

月夜に赤い火が灯った

月はぼうっと空に浮かぶ

ぼうっと浮かぶ

だだっ広い世界に

光の炎が燃え移る

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