廻る星座

そしてぼくの喜びがあなたに勝ったとすれば

それは影の結び目だ

それはいまや沈黙のほかに

慰めるものはない

そしてぼくらの心を満たさぬ

風と丘の変わりやすい顔だちよ

あなたは光を回して暗黒の果てに

幾重にも空を引き剥がす


廻る星座と静けさとが

偽りの速度のなかでぼくらに夜を投げ落とす

流れが削りとった河口の小石たちよ


子供たちはまだあなたのねむりの中で眠っている

僕も聞いた

時折

砕けては肉となる叫び声を

そして手を叩く音

また一つの声が

見知らぬ甘さを開け放つ

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