世界には

世界には最後に崇高な何かがあるのだろうか

僕は秘密の鍵を持つ

その鍵をずっと心の中に秘めていた

難しい言葉も難解な世界も

あらゆるものは時計と共に時を刻む

中には古くなったものもあった

僕はそれらを大事にとっておいた

だからそれらが突然いなくなることはない

ピアノとバイオリンはお互いのことをどう思っているのか

僕は長い間考えていた

そしてまた最初の

世界には崇高な何かはあるのか

という問いにぶち当たる

僕はそういうことについてよく考えるたちなのだ

それからまだ話したいこともある

この世の不思議について

確かにこの世界は不思議に満ちている

三月の雪

紫色のカーディガン

緑色の草木

いろいろなものが空に照らされている

長い間外れっぱなしのピースはまだ埋まらないらしい

僕は世界が崩壊するのを見たことがある

その時ばらばらになったパズルのピースを拾い集めるみたいに

僕はあくせくとその仕事をしていた

いつだったかすべて忘れてしまったこともある

そんなときは遠い日々に思いを馳せる

すべてがうまくいくように

何も悪いことが起こらないように

夢がかなうように

空にはじけた光の粒子が

地上に降り注いで草花を照らす

太陽は朝に昇り夜には沈んでいく

この世界の法則はもうじき人間たちが解き明かそうとしている

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