第2話 私の中の赤ちゃんになれる細胞たち
私の中の赤ちゃんになれる細胞たちを冷蔵庫に入れた。
みんなが元気でいてくれたらいいな。
いつか幸せなあかちゃんにして、大切に抱いてあげるね。
私がクソな親にしてもらえなかったことを、
きっとたくさん与えてあげるのだ。
無償の愛と、祝福を。
でも私も人間なので、うまくいかないこともあるだろう。
でも、それでも、あなたを選んで産んだのよと、
あなたに選ばれたくて産んだのよと、
いつか来るその日まで、
しばらく寒いところに入れるけれど、
ちょっとだけ待っていてね。
親は選べないけど 海星 @Umihoshi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。親は選べないけどの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
暑い日に考えること/海星
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
山田将樹最新/ヤマノカジ
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 9話
ありふれた大学生の日記最新/花空
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 239話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます