第116話ノンキ

ゴブ、ゴブゴブゴゴブブ、ゴーブコブ!


(ゴブゴブ言うてますので翻訳)


おいらはノンキ!マスターに頂いた大切な名前!


おいら達は、マスターとドラゴンのあんちゃんと、オークキの姐さん達と一緒に海竜ってバカでかいドラゴンに会いに行った。


ドラゴンのあんちゃんが話している間、

おいら達、ゴブリン組は魚釣りで暇をもて余す。釣りってのは中々難しく、針の先に餌を付けないといけないのだが、

どうやらおいら達ゴブリンは名前を貰っていないとお馬鹿なようで、

隣のまだ名前のないゴブリンが釣り餌であるミミズをモシャモシャと食べ出し、釣り針には何も付けずに海へと糸を足らす。

名付け前までのおいらの行動も思い起こせば少し恥ずかしい。


こら!何回もいってるだろ!

それは、魚の餌だって!ほら針にこうしてミミズをつけんだよ。


何度も言えばゴブリンでも覚えることが出来る。


それを、海へと放り投げ後は待つのみ。


ほら来た!こっちを手伝ってくれ!

よし、引き上げるぞ!こりゃ大物だ!


隣のゴブリンと大きな魚をつり上げた。

直ぐに火をお越し魚を焼こうとする。

しかし待ったがかかった。

オークキの姐さん…。


…ごめんなさい。


船上は火気厳禁なのだ!!


そういやマスターもおいらの腰ミノに火を付けて怒られていたってけ。反省。


釣った魚は、この後マスターに調理して貰い、美味しく頂きました。


やっぱり魚は旨いよな!

魚の頭を生のまま、丸かじりがおいらの一番

のオススメだぜ!


(ゴブゴブ言うとります)

(※注意※魚の頭の丸かじりの真似はお止めください)

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