第113話ダンジョンマスター
自ら出向くのは勇気が要るので分身の方が
挨拶に行くことにした。海上も結構危険なので。
今回船の調達は、アルバイ経由でのお貴族様でも流石に無理なので自前で用意をする。
と言っても、船はDPを駆使しても無理だったので、船型のダンジョンを一から作成することにした。今いる固定型ではなく、船っぽくした枠に船室をダンジョンの入り口として設定し
船内をダンジョン化、外壁も強化して木造の大型船の様に見せている。触れば木材ではなくゴツゴツとした岩のような感触だ。
足りないDPは何かのために取っておいた
ドラゴンの巣、お掃除大作戦の戦利品を全てつぎ込み賄った。もう貯金箱は空だぞ!!
船内のダンジョンは外観からは想像出来ないほどに広く空き室を沢山作っているので
実際の乗船人数の10倍以上が乗っても大丈夫。こんなよく分からない物が海に浮かぶのかとも思うが、なんとかなった。その内に空に浮かぶダンジョンってのも良いかもしれない。
いや、やめておこう。わざわざ空まで飛んで来るのはドラゴンしかいない気がする。
船長はオークキさんに任せる。
船員には結局泳げなかった、カナヅチなゴブが数匹いたのでそいつ達にする。
落ちなけりゃ大丈夫だ。落ちなきゃな。
泳げるゴブ達は早速、漁に出掛けている。
フィッシャーゴブリンへの進化を楽しみにしていたが、一番始めに進化したゴブは
みずゴブリンという斜め上いった進化名だった。思っていたのと違う。
残念進化名あるあるだ。
フィッシャーゴブへの道のりは長い。
完成した船型ダンジョンに乗り込む分身に手を振り見送る。
自分を自分で見送るって変な感じ。
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