第114話ダンジョンマスター(分身)
本体に見送られて、湖の恐ろしい魔力の中心へと近づく。ドラゴンパパも念のため乗り込んでいるが、甲板で呑気に船旅を楽しんでいた。
本体を恨む、進むにつれてブルブルと身体が震えた。オークキさんも感じ取っているのか
顔が強ばっていた。
ゴブ達は大物なのか馬鹿なのか呑気に魚釣りを始めている。たぶん後者だ。
呑気に口笛を吹いていたので腰ミノに軽く火魔法をおみまいした。ミノが良く燃えた。
オークキさんにこっぴどく叱られた。
船上での火気は厳禁だ。気を付けよう
あの呑気なゴブが悪いんや!ちくしょう!
腰ミノを燃やしてしまい、下半身が露出してしまっているゴブにノンキという名前を付けてやった。
何故か喜んでいた。どうやらダンジョンマスターに名前を貰えるのは名誉な事という捉え方らしい。知らぬまにご褒美を与えてしまったようだ。失敗した。
湖の中心へと近づくと頭に声が響いた。
突然の事で驚いたがこれが念話というやつらしい。いつも召喚したゴブ達とは通信で話したりもするのでそれに近い気がする。
何用でここに参った!
ようおっさん!久しぶりだな!
ほう、小僧か!久しいな!
どうやらドラゴンパパが話を繋いでくれているようだ。
おっさんに頼みたいことがあってな。
ふむ、構わんがこちらも頼みがある。
何やらお困りの様子。
2つの条件を提示された。
一つは最近人間達の漁師が沖の方まで
ではって来ているのだが、少しずつだが海竜のいる場所まで近付いてきている。
あまりこの辺を荒らされたくはないが、自分が動くと少し前に起こしてしまった津波が
今一度起きてしまうので自分では動けない。
そこで人間達をなんとか海竜の住む沖へと来ないようにして欲しいとの事。
もう一つは異様な魔力を感じている。
このままではこの湖に悪影響が出るとも限らないので、その魔力の持ち主の確認、排除して欲しい。
これもまた自分で動くと大きな津波が起こってしまうので気軽に動けないのだ。
いや、どんだけ影響があるのか…。
赤竜は約100メートル程の巨体であったのだが…。
え?海竜はもっとでかい?
体長1キロメートルもざら?
最近運動不足で太ったで1.5倍位?
水中動物はどでかさの加減をしらんのか…。
クジラとかしかり、海洋生物留まることを知らぬ…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます