神は教会を消しまくる

さて、行く気満々になった俺は、時空魔法を使えるやつを探すことになった。

俺は教会がある場所を知っている。

教会はあれだ、ここでは神を信仰しまくってる奴の集まりらしい。

はてさて、俺は神だと言って言うこと聞いてもらおうか。

「オイ教会、俺は神だ!!!!!」

そう教会の前で叫んだ。

すると、一人の女の人が

「フフフ、随分夢見がちね、坊や。神なんてこの世にいないのよ。この教会は嘘まみれよ。さあ坊や、帰りなさい。」

といいながらでてきた。

ちなみに坊やだと言われたのは、俺が十歳の容姿をしているからだ。

それより教会は嘘まみれってたとえそうでも言ってはまずいだろ。

俺は少し考えた。

数百億年と生きてきたが、基本的に俺は無駄は潰す主義だ。

ごみくずのような星は動かして宇宙のはしに追いやり星どうしをくっつけたりもする。

消すこともあるな。

だから、俺はこの教会を消すことにした。

何の音も立てず消える教会。

「坊や、今のうちに帰らないと教会から怖い人が…って、へ?」

目が点になるシスターっぽい人。

説明はめんどくさいので、瞬間移動して逃げた。

他の教会に。

さてはて、無駄な金儲け教会は消すに限る。

そう思って全国にある教会を全部消した。

そういいきれるのは俺が全知全能の神だからだ。

「二十分か、思ったよりかかったな。」

そう呟いた、なんとなく。

しっかし、時空魔法使えるやついないかな…あ、王に聞こう!

王の場所は全知全能全年齢対象の神は知っているのサ。

うん、ちょっと全年齢対象はつまらんな。

てなわけで瞬・間・移・動!

するか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「な、貴様は誰だ!?ん?子供か、どうやってここに入った!」

「時空魔法使えるやつ教えろ」

「キサマ!質問に答えろ!」

「お前が先に答えろYO!」

「あ、はい」

このうるさいジジーは王様だ。

何で知ってるかって?

そりゃあ、全知(以下略)

「ワシは知らん!」

……は?

うそ、だろ?

他の王国の王に聞きに行くか?

いや、ここが一番の大国。

ここの王が知らないことをもっと小さい国の王が知るはずがない。

いや、隠してる可能性もあるな。

というか恐らく隠しているな。

てかほぼ隠してるだろこいつ。

金で買収するか。

「ほい、ここで換算すると白金貨一億枚(日本円で百兆円)分の金やるから答えろ。」

「はい!この王宮にいる勇者様、ゼンノンチ山にいる賢者様、そして悪の親玉魔王が使えます。」

「あ、ならちとその三人もらうよ。」

「そんなこと、あの憎き魔王以外は許されるわけが無かろう!」

「あああー白金貨百億枚(日本円で一京円)に増やそうと思ったのに、ナ」

「いいですいいですいいですよ!」

現金すぎないか、こいつ。

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