26話 俺がギルドの代表じゃんね

「ふあぁあ…ギルド代表戦?」


宿のベッドに座っている井田がシャニにあくびをしながら聞き返す。


「あぁ、そうだ。そのギルド代表戦にお前が代表で出ることになったのだ」


「…お前が出ればいいだろう、俺は出ないぞ(だって面倒臭ぇじゃんよ。そんなことするくらいなら床に股間押し付けて自慰して寝てたほうがマシじゃんね)」


井田はベッドに寝転がりながら答えた。


「残念だが、これはもう決定事項だ。文句があるならギルドマスターに言うんだな」


「…(ファ○ク!!あの変態腐れクソジジィ!なんで勝手に決めてんだよ!あのクソ野郎後で絶対後悔させてやる!)」


変態はお互い様である。


「ちなみに優勝するとネム姫様から褒美がもらえるらしい」


「…ネム姫様?」


井田の反応にシャニは呆れた。


「…お前この国の姫の名前も知らんのか?全くなにも知らんやつだな…いいか?ネム姫様というのはだな…」


シャニが語りだすがそんなことは井田にはどうでもいい。


(この国の姫様からご褒美だって?)


ー以下妄想ー


「イダ様ぁ…早くネムのココにそのたくましいものをくださいませぇ…」


「おいおい、これじゃあ俺じゃなくてお前のご褒美になっちゃうじゃんよ。…じゃあいくぜ?」


「あぁ…イダ様凄いっ…ああ…あぁっ…!」


ー以下自主規制ー


(うおおおおっ!!俺の股間にグングンキタキター!!)


井田は自分の股間にエネルギーがみなぎっていくのを感じる。


「よし俺は出場するぞ」


「だから姫様は由緒正しい王族で…イダ、お前まさか姫様からの褒美が欲しくて出場するんじゃないだろうな?」


「……いや?」


「なんだ今の間は!?やっぱりお前そうなのか!?そうなんだな!?」


「うるせぇカス」


「ん?」


こうして井田はギルド代表戦に出場することとなったのであった。

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