11話 異世界はオ○ホとともにじゃんね 1
(気持ちのいい自慰をするにはどうすればいいだろうか)
井田はある日考えた。結局ソープに行ったあとも井田は性欲を処理できず、そのまま悶々とすごしていた結果悟りの境地に達したのだ。
彼は自慰をすることよりも自慰をよりよくするための方法を考えるようになっていた。
(…そうだな。片手で持てるような軽いものがいい。そして中は柔らかくてジェルが入っていてそれでいて…待てよ。これを俺はどこかで使ったことがあるぞ…。そうだっ!オ○ホだっ!)
この異世界にオ○ホはない。
しかし井田はこう考えた。
ないなら作ってしまえばいいじゃない、と。馬鹿である。
井田は早速構想を練りはじめる。
(まずは容器が必要だな。だがこの世界にプラスチックみたいなものはないし…。木の板で代用できねぇかな。ベニヤ板みたいなよく曲がる木で輪っかを作って…でもそうすると当たって痛ぇしな…その木の中に布か綿なんかを入れればどうだろう?)
井田は試行錯誤しながら頭の中でオ○ホの製作をしていく。
(残るはジェルか…この世界にジェルなんてもんあんのか?ジェル…ジェル…)
ガチャッ!
「イダはいるか!」
井田が頭を捻っていると今日もシャニがやってきた。
「イダ!お前今日はスライムを狩りに行くといっただろうが!また遅刻をするつもりか!」
「…スライム?(そうだ!スライムだ!何故今まで気付かなかったんだ!天然のジェルならこの異世界に腐るほどあるじゃねぇか!スライムをジェルの代わりにすればいいじゃんよ!)」
「…まさかお前スライムも知らんのか?スライムというのはな…」
「よしいこう」
井田は立ち上がる。
「…お前私がこれからスライムの説明を…」
「黙れカス」
「ん?」
こうして井田達はスライムを討伐しにいくこととなった。
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