恥ずかしがる姉 2

 愛理姉に、理子姉のポスターとパンツを交換するお話をした。

 話を聞き終わった後の愛理姉はとても微妙な顔をしていた。


「で、理子姉のポスターがもらえるから私のパンツを?」

「言いにくいがそういうことになる」


 愛理姉はむーっとした顔で考えながら、俺の方を見てきた。

 なんか怖い。が可愛い。どっちなんだろう。このもやもや感なんとかしてくれ。


「私のパンツ、持ってっていいよ」

「……いいのか?」


 溜息をついた彼女は半ば諦めたような目になっていた。

 俺の問いかけにも愛理姉はこくりと頷く。


「うん。理子姉のポスター私も見たいし」


 愛理姉が承諾をしてくれた。で、どのパンツを持っていけばいいのだろう。

 お気に入りの柄とかがあるならそれは残さなければ。


「愛理姉、パンツは白と水色どっちを持っていけb」

「将君のエッチ! そこまで覚えてるの!?」


 俺の顔面に(´・ω・`)クッションがぶち当たる。なかなかに不憫だなこいつ。

 俺の顔もそんな感じになっているんだがなぁ。愛理姉、可愛いけどヤケはだめよ。


「……ねえ、キスしてくれる?」

「へっ?」

「キス」


 愛理姉が俺の背中を腕で包み込み、そのまま彼女の背後にあるベッドに倒れた。

 俺が愛理姉を押し倒したかのような形になり、愛理姉が少し戸惑う。あぁ可愛い。


「して」

「……わかった」


 愛理姉と俺は互いに抱き合い、そのままベッドで唇を重ねた。

 俺の体全体が愛理姉の柔らかい体に包み込まれていくようで、とても気持ちいい。腕が彼女の肉に沈み、胸元にはその豊満な胸がむにんむにんと押し付けられている。


 (愛理姉の身体……やわらかくて、変な気持ちになりそう……)


 愛理姉もそういう風に思っていたのか、キスの最中に息を荒くしている様子だ。

 このまま自分だけのものにしたい。そんな気持ちが頭をもたげたが、下げる。


「将君、ご飯」

「それじゃあ食べますか」

「私でお腹一杯じゃないの?」


 愛理姉が意地悪そうに微笑む。確かにあなたの胸のおかげで少しお腹一杯になりました。


「パンツは白を持ってっていいよ」

「ありがとな」

「匂いかいじゃだめだからね」

「はいはい」


 晩御飯に行く前にもう一度だけ抱き合った。

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