10章 恋模様
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これが究極のナンパ?
決めゼリフは、オレのケツをなめろ!
悪天候の中、
軍事演習のため
戦艦が航海していた。
夕暮れを迎え、
視界が悪かった。
艦首右舷側、
進路方向に
光がみえた。
艦長はその停止している
船へと信号を出させた。
「衝突の危険があるため、
20度進路を変更せよ、クズめ!」
「そっちこそ変えろ、このカス!」
「私は艦長だ、ただちに進路を変えろ、
おまえのオフクロをファッ×してやるぞ!」
「こっちは2等航海士だ、
ババアでよけりゃ、かってにやれ!」
「こっちは戦艦だ、クソやろう!」
「こっちは灯台だ、
おれのケツをナメろ!」
戦艦はただちに進路を変えた。
ケツをナメたくなかったからだ。
理想は灯台のようなものです。
理想に近づきすぎるのは危険。
船を導く光も近づきすぎれば、
座礁してナンパしちゃいます。
*****
灯台
あなたは灯台、
わたしは海になりたい。
かもめになって飛ぼうとは思わない、
空はあまりに遠くかなしい。
あの人はかえることなく、
わたしはただ待ちつづける。
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理想の彼氏彼女! それはゴキブリにドククラゲ?
@rckr34015
"「えー理想の彼氏ー?まず身体がタフで~」 (ゴキブリだ…)
「運動が得意で~」 (ゴキブリだ…)
「マメに家に来てくれちゃう一面もあって~」 (ゴキブリだ…)
「キッチンにも立ってくれる人がいいな」 (ゴキブリだ!) "
私:妹によりますと
殺虫剤じゃ死なない
タフなゴキちゃまも
台所用洗剤かけると
両面活性剤の効果で
コロリといくそうです
彼氏もあたしにホイホイで
コロリといくといいんだけど
妹:愛したら狂気、
紐パンは凶器。
そっと後ろから忍び寄り、
首に掛けて交錯させます。
そして、背負い投げの要領で、
吊り上げれば、コロリと落とせます。
ぜひ、試してみましょう。
私:殺すな!!
@omoshirotsu_bot
"「えー好みの女の子ー?まず身長は160くらいで~」(ドククラゲだ…)
「体重は軽すぎず55くらいで~」(ドククラゲだ…)
「ちょっと毒を吐いちゃう一面もあって~」(ドククラゲだ…)
「積極的に絡んでくる子がいいな」(ドククラゲだ!) "
妹:お姉ちゃんはクラゲです。
根性なしで骨なしです。
泣き虫水虫で水っぽい。
考えなしでフワフワしてます。
私:水虫じゃない!!
あまり理想どおりでも
思いも寄らない事態に
……
*****
ゆらゆらとたゆたう想いと海の夢
くらげ、水母、海月
クラゲはきれいで
とても幻想的です
気持ち悪くなんて
ないですよ!ネ!
舞踏会で踊るシンデレラみたいだし
ウェディングドレスみたいじゃない
私:ウニクラゲは
うにっとしてコリコリして
おいしいのです
日本酒にもビールにも
よく合うのです
これはウニさんと
クラゲさんとの
完全なる結婚
なのなのです
妹:お姉ちゃん、共食い
いやしいです(蔑み)
だらだらとたらすヨダレとウニの夢
じゃないんですか?
私:ちがうもん、ちがうもん
そんなんじゃないもん
妹:うざいです
幻獣ウザクラゲ
私:うざいゆーな!!
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嫁はかわゆくやさしいよ、
弁当うまいめしうまい(///∇//)
好きだけれど話せない
いっそ想いを告りたい
命短し、恋せよ乙女
想った人の嫁になり
お昼ごはんに
手作りお弁当
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雛祭りの白酒は
おねしょの匂い
わたしは白酒でひくり反って、
おねしょしちゃいました。
あらたな黒歴史です。
でも、旧暦じゃないし、
桃の花どころか、
雪がまだ消えてません。
外に干すわけにはいきませんし、
布団乾燥機のお世話になりました。
ここは一発、さむーいジョークで、
お茶をにごすしかありません。
“雛祭り、感動のフィナーレ(雛あられ)!”
@tokotonhimatubu
"「ぱんつ見せろー!」
とスカートをめくり
凝視するのがwatch、
風が吹いて
「ウホッぱんつ見えた」
がlook、
それを遠巻きに
「あの白いものはぱんつか」
って見るのがseeですよ。
ちなみにぱんつのある
視界がviewです"
妹:お姉ちゃん、いったい
なにしてるんですか?
私:えっと、えーごの
おべんきょうです
妹:おつむのたりない
お姉ちゃんがですか
私:そうなの!
おもらししちゃって
おむつがたりないの
ち、ちがう、ちが…
@nao_ACVD 彼氏ができないと嘆いてる女性へ
「男は谷間と
パンツと涙を見せれば
簡単に堕ちるって!!」
とある漫画にこんなセリフがありました
私:おー、その手があったか!
妹:パンチラは“見えた”
でなければいけません
“見せる”ではいけません
あくまでチラです
モロは興ざめです
まして“たくし上げ”
など論外の外です!
私:み、みせちゃダメなの?
妹:恥じらい、もしくは
無防備さがモエです
それがないお姉ちゃんは
ただのビッチなだけです
*****
エイプリルフール
彼氏にありとあらゆる
罵詈雑言をあびせて、
日頃の鬱憤はらしたあと
「嘘よ、エイプリルフールよ」
そういってにっこり笑った。
彼は黙って青ざめたまま、
唇をふるわすだけだった。
けっ、肝っ玉のちいせぇ奴!
いっそ別れちゃおうかな~?
な~んちゃって嘘、嘘ッ!
大好きだよ、愛してるワ
信じてくれなきゃ、
コンクリート漬けにして
東京湾に沈めちゃうヨ
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