3章 赤頭巾
死の婚礼
それは女性にとって、
青髯のお話のように、
プロセルピナの略奪のように、
アモールとプシュケのように、
強奪と陵辱によって、
生贄にささげられる。
閉ざされた暗闇の中に、
みいだすのは死か愛か。
少女はナイフを手にして、
禁じられた灯りをともす。
ああ、びっくり
した――ッ
狼のお腹ん中って
まっ暗だったのね
魔女の住処
黒の森には魔女が棲んでいます。
おばあさんは魔女だったのです。
おばあさんを食べた狼は、
おばあさんになりました。
そいで、赤ずきんちゃんを食べて、
赤ずきんちゃんの姿になりました。
それでは一体、
この娘はだれ?
――うふふ、
くすくすっ。
永遠の生命、
永遠の若さ。
みいんなみんな、
あたしのものよ。
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