第4話不可思議という名の不可思議(哲学)
ここまで登場人物が少な過ぎたので、ここまでを振り返ってみた。
俺の名前は岩倉朋也。16歳の高校一年生。身長173cm。体重60kg。妹性癖が少しある至って普通の高校生だ。
アレクサンドル洞爺 多分身長体重は同じだ。
多分普通なんだろうけどツッコミどころが多い。これからの行動に期待。
花道華蓮 身長は少し下くらい?凄くやせ細っている。髪は金、瞳は青みがかった黒。
俗に言うよく出てくる頭良い系のヒロインだと思われる。なんか闇を抱えてる。
カラコンのロビーにいるお姉さん。
黒髪、赤い瞳(カラコン)、綺麗。
恐らく理事長のM 殴りたい。
これからもうちょっと人を知れると良いな。
まぁここまでだが、学校は至って普通で、適当に自己紹介をする位だった。男女混合で、両方50人ずつなので、同じ数で分けられた。洞爺と花道は同じクラスである。学校中はまだ1日目なだけあってか、同じ部屋同士だけで喋っていた。
花道に話しかけるのは花道自身も気まずかったようで、目が数回ほど合うくらいだった。
授業も俺らによく合わせてくれるし、問題無さそうだ。ただ1番いけなかったのは、先生の名前が田所康二とギリギリをついていそうな名前であったぐらいだ。先生の名前他は大丈夫なのだろうか。
まぁ、これはいいとして、他の生徒から、「隣のクラスの先生ってチョメチョメ・サンクチュアリって名前らしいぜ。めちゃくちゃ変な名前だよなー。」
全くだ。
これはもう恐らく、想像以上なのかもしれない。
ちなみに部屋には妹機能を出すのはやめて置いた。どういう趣味で普段何してるとか、そういうのはバレたのだが、特に偏見は持たれなかった。洞爺は完全な百合オタクなだけあってか、なんやかんやで意気投合することは出来た。
最初はクソみたいな印象だったけど、まぁなんとかなるもんだな。
今度妹機能も試してみよう。
とりあえずこれから出てくる名前には突っ込まないでおこう。メタ話も極力減らそう。
そんなこんなで現在放課後、放送がなり、校内にある機材実験場とやらに移動してきたわけだが、大量のモニターとベットらしき白く機械的な物が恐らく人数分の50個が置いてある。物凄く横に長く、ピカピカとライトが点滅したり、光の流れがあったりして、まさに実験場と言える場所にいた。
組織の組員は20人しかいないらしいが、これから100人が一斉に実験するのに、管理は出来るのだろうかと疑問におもったが、聞いたところ、管理自体はちゃんとセンサー的なものがあって、そこをコンピューターで不具合を直したりするらしい。1週間に1度、どういったことことがあって、何をしたかを完結にしてレポートを提出するのが俺達の役割らしい。
そして組員は毎日数人を順に、経過を見ていくなどと、じっくりと2年かけてするようだ。
そして放送がなり、
「えー、皆様お時間にならましたが、この場所によく集まってくださいました。早速実験に移りたいのですが、あっち側で過ごす時間は、ここの時間の約8倍の遅さです。3時間ですから1日ですね。
そして向こうでは基本空腹になりません。満腹にもなりませんので安心してください。トイレに行きたくなるとかは一切なくなりますし、眠くなることもありせん。ちなみに痛覚もないです。身体能力や、どういう世界構築になるのかは、様々です。
ただ一応私達の技術のストラクチャーやプログラム生成で、おそらく世界構築されるかとはおもいます、時間の流れも変わることはないでしょう。ただ1つ言えることは、何度も言いますが本当に何が起こるかわかりません。これは実験ですので。ですからちゃんと報告はお願いします。
あとこれ言い忘れてたのですが、一応向こうでここの3時間分終えても、あっちの世界ではそのままセーブされるので、この世界に戻ってくるという感覚はありません。でもここに戻ってきてもちゃんと向こうで過ごした時の記憶があるので安心して下さい。多分実感したら凄く不思議な感覚になられるかと思いますが、向こうの世界では、現実での時間分が経過すると、行動中に、前日に終えた分の記憶が一気に入って来ます。
要するにですね、
1日目に向こう側に行き、1度戻って記憶を整理する。
2日目に向こう側に行きますが、向こう側はあくまで最初の続きですので、現実でそれまでに過ごした分の記憶が一気に流れ込んでくるのです。最初は少し混乱しますが次第になれると思います。
こっちでのプログラムをあなたの夢の構造を合成しますので、急に世界が変わったりするなど、不思議なことの連続を、時間の感覚で16年過ごすことになります。そして歳は現実と変わりません。」
一息ついて
「これ以上の説明はありません。早速実験を開始しますか!」
なかなか奥深く理解ができたな。少し楽しみだ。
終わったら洞爺を何があったか話し合おう。
期待を胸に、何がおこるんだろうとか考えながら、全員ベッド型の機械に仰向けになって、
耳、頭、胸、脚にチップのようなものを付けた。じゃあ、いってらっしゃいと、Mが言った途端、全身の感覚が空気のようになり、気絶するように、何かに飲み込まれるかのようにして、気絶するような感じで、向こう側とやらに入っていった。
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