nose kiss

作者 如月芳美

58

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★★★ Excellent!!!

現実と非現実の狭間の、ちょうど理想の道のようなものを辿っている気分になりました。空想の住人レベルの人物たちがリアルな思想で行動している、そこからこの気持ちはやってくるのでしょうか。
恋愛や友情が主題の作品なのだとは思いますが、バンドミュージックや和歌などの要素も良い味を出しています。爽やかなストーリーです。

★★★ Excellent!!!

シカゴからの交換留学生、ユウキ。『彼女』の目はオッドアイ。まさに彼女を表しています。『猫の如く孤高であろうとする。そのくせ寂しがり屋で甘えん坊』

あたしは彼女に一目ぼれ。彼女もあたしに恋をして、日本では馴染みのない二人だけの特別『nose kiss』の妖艶な世界に溺れていく。

あたしは気付きます。「女子が好きなんじゃない。ユウキが好きなんだ。ユウキが男子でも女子でも好き」と。

恋って……。恋ってこういうもんですよね?


エロティシズム、だけれどもいやらしさが排除され爽やかな心持ちのまま次を、次をと読み漁りたくなる。
至極の百合物語、ぜひあなたもその目でご堪能あれ。

★★★ Excellent!!!

面白い!終わり!笑
BL書きでGLには縁のない生活を送っていましたが、これは凄くドキドキしました。
いやらしいんじゃなくてセクシー、ドキドキ、どうなっちゃうの?が先に来る。
掌で顔を覆って、指の隙間から読みたい感じ。
濃厚な表現や行為はないので、GLに免疫のない方でも楽しめると思います。
ラストシーンも二人の幸せが見えるようで、ホッとしました。
★5つくらいつけたいです。

★★★ Excellent!!!


 この作品は、微エロ風味がちりばめられた、多感な主人公の成長を促した一年の物語だろう。

 GLは主人公の成長を後押しするための要素として活かされている。
 あくまでも主人公の成長がメインであるから、GL的描写も全話を読み終わったあとではエロというより若者的な遊びにすら感じる。
 その意味で、GL的始まりから、エロ路線を期待した読者は肩すかしをくらうかもしれない。しかし全話読んだあとには、良い意味で裏切られた感想を持つのではないだろうか?

 個性的で活き活きとしたキャラクター達が、主人公の成長を支える描写も素晴らしく、作者が丁寧に構成を考えた跡が窺える。
 若者の可能性とキラキラした高校生活最後の一年を、この作品で是非堪能していただきたい。

★★★ Excellent!!!

米国からの交換留学生で、どこから見てもカッコいい美少女のユウキ。
彼女のオッドアイが象徴する、普通の高校生活に突然現れた非日常のような存在に、主人公ナツミは心ドキドキ&ゆらんゆらんの毎日。

何がイイって、まずタイトルがいい。nose kiss。鳥さん達が、ついばむようなキスがかわいい。
また、GLというジャンル小説ではあり、事実、GL的要素やそれにまつわる描写も若干あるが、生々しくなく爽やか。かつ学園もの・バンドものの側面をも持つので、普段GLを読まない私でも楽しめた。
そして、多感な女の子の心の機微が丁寧に描写されていて、「ライバル」の出現にナツミの心が揺れたり、現実と向き合う場面の心理などはリアルさを感じさせる。

柑橘系の香りとイメージに包まれた、優しくかわいく、元気なお話。