明日のための食パン
今日もまた世界がひとつ終わるような特効薬を探しています
口づけたコップのあかいろなぞる夜これは私のはじめてのキス
教室の革命少女はマゼンタの蛍光ペンで小指を塗った
音の無いギターを街でかき鳴らす僕らの詩をどうか教えて
イタリアの街を夢見るナポリタン深夜零時にお箸で食べる
蓋の飲み口から僕を監視するコンビニコーヒー黒々として
深夜二時猫背でうつむく僕に降る「ポテトチップス温めますか」
今は今この瞬間しかないわけで明日のための食パンを買う
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます