第3話 龍ヶ崎桜の1日……エルフの双子

  私の名前は龍ヶ崎桜


  本来であれば静岡市内の高校に2年生として通っていたはずであった……


 でもあの交通事故が桜の運命をかえてしまった……


 それは桜が高校生1年生の2月の初め頃であった……アーチェリー部の部活が終わり、大好きな葵姉様と親友の沙羅ちゃんとカフェで待ち合わせ、歩道を歩いている時に、スポーツカータイプのクーペが車道をはみ出して猛スピードで歩道に正面から突っ込んできた。


 目が覚めた時は看護婦さんらしき人が慌てていた……


 また目が覚めると、父、母、葵姉様が涙を流しながら喜んでいた……


 桜は1週間も意識不明だったらしい、最初は静岡の病院に入院、東京の病院に

転院している……


 上半身の怪我は完治したのだが、下半身は麻痺したままで自分の力で歩くことは

出来ない……


 でも電動歩行補助装置は今すぐにでも使えるし、米軍、自衛軍の共同開発に

より、採用されているパワーアシスト技術の民間供与を父上が交渉しており


――叶えば、VR サングラスと腰に輪状の装置をつけるだけで下半身に電気信号を

送り、自由に動かせるようになる……


 また現在の自動ブレーキ、自動減速、無人タクシーの時代に交通事故がなぜ起こったのか?……それは加害者が各種安全装置をわざわざ違法改造してスピードを楽しんでいたからであった……


 当然加害者は、業務上過失ではなく殺人未遂罪として告発されているとのことであった……


 桜自身が行うことはパワーアシスト装置の誤作動を無くすためにVR 世界で自由に

動き回れる様になること


 4月に入って、入院生活にも慣れてきて……桜の日課は朝、東京の女子高校のVR

学科への通学であった。VR 学科の生徒は田舎や海外に住んでいる人、引きこもり、

入院生活中の人など様々な理由でVR 世界でのカリキュラムを受けている。


 またVR 世界の時間効率が通常より2倍高いこともあり、通常の定めれた高校学習

プログラムを半日で終えられるメリットがあり、いろいろな意味で世間から注目を

得ている……


 ただし放課後は暇であった、図書室で宿題やってから、校内を散歩、まだVR 部活までは充実してなくて、同じクラスの子達と校内のベンチでおしゃべりする程度だった……


 そして、VR 学科に通いはじめて1週間たったある日、葵姉からメールが……


 校門前で待ってる……桜はうれしくて……うれしくて……校門に向かって……

走る……走る


 葵姉がだんだん近づいてくる


 葵姉に飛びついて抱きついた……

「わたくしもこれからは毎日、学校終わったらVR で桜に会いに来ますわ、それと……」


 葵姉の後ろに人の気配が……


「桜ちゃん……」


 葵姉と同じくらい大好きな沙羅姉のサプライズ登場に桜はこらえきれなくなり、

大粒の涙が、溢れ始めた……


「沙羅姉あいたがった」


「私だって2人とも急にいなくなってどれだけ寂しい想いをしたか……」


 きれいな夕焼け空の下、校門前で3人抱き合いながら延々と泣き疲れる

まで泣いた………


事故にあってからずっとセピア色だった桜の生活に色が初めて塗られた。



それからは放課後3人で遊びに行くのが楽しくて……


 時にはショッピング、時にはカラオケ、ボーリング、カフェ、VR センターシティ

内にある遊び場はすべて行った。


 そして、6月……桜の生活にさらに鮮やかなカラーが刻み込まれた……ハンティングワールドオンラインに初めてログイン、日本のゲームメーカー連合がそれぞれの技術の集大成を結集して創造された世界であった。


 その圧倒的で美しい世界に桜は魅了された……


 そして桜の前に現れたのは木崎晃師匠である……

「へらへらしたゲームオタクだけど、この世界では頼りになるみたい……」

と沙羅姉が2日前に連れてきた。


……言葉通り、頼りになる師匠で桜はすっかり晃師匠に尊敬の念を抱いて

いた……沙羅姉だって、ヘラヘラしてるって言いながら、あの落ち着きのある

師匠の性格にはまんざらでもなさそう……

 ただし沙羅姉の持って回った様な性格と晃師匠の省エネ型の沈着な性格だと

くっ付くのは時間効率の良いVR 世界でも10年はかかりそう.


……そんなもんほっといて桜は目の前の人生を突っ走るのだ!!


 桜のこの冷静な恋愛観にはちゃんとした理由があった、竜ケ崎家が未来永劫繁栄

するための家訓に……優秀な遺伝子を残すためには、生物としての生殖適齢期

(人間で言えば15,16歳)に訪れる、初恋、運命的な出会いなどの感情は生殖活動を催促させる動物的本能がもたらす幻惑作用である、高校、大学、社会人(最低3年)を経て男性を観察し、その中で最高と思えた人材と結婚すべし、その家訓を守って選んだ相手は無条件で歓迎すると……


 今日も午前中には授業が終わり、楽しみで楽しみで仕方ない葵姉、沙羅姉、晃師匠との待ち合わせまでまだまだ6時間以上ある、図書室で宿題を済ませてからハンティングワールドにひとりでログイン。

 晃師匠からはもっとLVアップするまでは、ひとりでモンスターのいる街の外を

うろつかないように言われていたのでお師匠のいいつけを守って、今日も始まり

の街の中を走り回る。


 屋台のおじさんが

「桜ちゃん!今日も元気だね~」

 と声をかけてくれる。師匠に言わせるとNPCノンプレーヤーキャラクター

らしいがAIなのでちゃんと挨拶すれば名前を覚えてくれる。

「そういえば昨日OPENしたカフェって桜ちゃんのお父さんが作ったんだってね?

昨晩、騎士をやってる息子と食べに行ったら、本当に美味しかった、特にスープと肉のプレートが……」


「ありがとうレシピ考案者に言っとくでござる」


 さらに走り回る今度は、宿屋のおばさんが

「あら、桜ちゃんご機嫌よう! 桜ちゃんのお父さんアース大陸では有名な大商人

だってね!」

「そんなにたいしたことないでござる」


冒険者達はアース大陸から渡ってきたという、認識らしい……。


 桜はこの街にきてまだ3日目だったがあり余る時間にまかせて、街のほとんどの人と会話して、知り合いになっていた……


 そしてある農民の民家の前を通りすぎた時

「あっ桜姉ちゃん! 昨日はありがとうございました」

14才くらいの可愛い 女の子が深々とお辞儀をしている……


 おとついこころない冒険者達にからかわれてるところを助けたのだった。

「アース大陸の人は私達に無関心か、この前みたいにからかってくるかどちらかで怖い」


「大丈夫だよ!おとついの連中は、晃お師匠が徹底的に懲らしめたでござるよ!」

「アキラってあの疾風のアキラ様のこと?」


 NPCの間でもランカー級の冒険者は有名らしい……晃師匠、天狗になりそう黙っておこう……


「疾風のアキラ様によろしく!」


さらに走り回る桜の目の前に15才くらいの双子のエルフ……


桜はこう見えてもファンタジー洋画ファンなのだ、エルフ、ドワーフ、

ホビットくらいなら見分けがつく……


2人のエルフが冒険者達にからかわれていた……


金髪のロングヘアに長い耳、15才くらいの見た目そっくり女の子達……初めて見る


冒険者達は高校生くらいの男子3人組、


「かわいい双子さん達!僕らと狩りに行こうぜ、それともカフェでも行こうぜ!」


「お主らもしつこい輩だな、先程からお断り申し上げてるだろうが」


エルフさん達お困りのようなので、助け船をよこす……


「お兄さん達! NPCさん達はひとりひとり人工知能AIを積んでるんだよー、だからあまりしつこくされたらストレス溜まるし、ひどい言葉を受けると自閉症にもなるし、そういう事を起こすと運営からBANされるんだから……ゲームの利用規約にも書いてあったでござるよ」


「そうなのかそれは済まんかった! ゲーム始める時の利用規約なんてまともに

読んだことなかったかも……」


 彼らは謝りながら去って行った、昨日の連中とは違い、なかなかの好青年達だった……


 龍ヶ崎家家訓である契約書の類はサインする前にじっくりと吟味、第三者の考察も借りた上で行うべし、が役にたった様だ……


「このたびのことではかたじけない、礼を言う……私はカーヤ、この子はマーヤ

見ての通り、双子のエルフで私が姉だ!お主はアース大陸からきた冒険者か?」


「私は桜でござる、私には姉がいて、同じ双子でござるよ」


「それは奇遇であるな、これも何かの縁、私達の頼みごとを聞いてはもらえぬか?」


「なんでござるか?」


 話の内容を要約すると、カーヤ、マーヤは5日前に突然、この街に現れた……

記憶は小さい頃エルフの里で平和な人生を送っていたこと、そこから、記憶が

途切れていて……


「私達には使命があるの……一刻でも早くエルフの里に戻らないと……」


「桜さんお願いします、私達を導いて頂きたい」


「でも…桜はまだ初心者でござる……」


 他の冒険者の反応はモブがなんか言ってるぞーっとまともに取りあおうとしない…か始まりの街の村人クエストなんて、大した報酬あるわけない、そんなのほっといて、新しく出来たダンジョン行こーぜ、みたいな反応ばかりだったらしい……


「わかったでござる! 桜が手伝うでござる」


 という過程を経てエルフ2名桜の臨時パーティーが結成されたのである!


 ちなみにレベルはエルフ二人とも職業アーチャー弓狙撃手LV30だが

魔法は全属性得意中級まで取得


 桜 忍者くのいちLV20ヒーラー初心者


 最初の草原は難なく突破、砂漠地帯も突破し、女王蜂エリアまでやってきた、

3人の弓やエルフの風、火魔法で蜂達を突破! エリアボス女王蜂の女王と向き合う……晃師匠でも、弱体化に8分もかかった相手である……


 エルフと桜が一斉に弓を放つ! が? しかし硬い装甲に阻まれる。

「弱点を探さなきゃ……」

 目に狙いを付ける!魔弓那須与一の命中補正のおかげで全弾命中! がしかし、HPはほとんど減ってない!


 その時マーヤが毒針攻撃を受けたたったの1撃でマーヤのHPは残り30パーセントまで激減…


 すかさずヒーリング魔法と毒消しを詠唱! 回復させながら!


 桜は彼女達に質問した

「死んだら始まり街の神殿に転移でござるか?」


「はぁ? おっしゃってる意味がわかりかねる! 死んだら土に帰りエルフの森の精霊大樹の一部……」


「ダメェ! 撤退! 撤退! 絶対撤退!」


 始まりの街の近くの草原まで避難……


「なんで死んでしまうって教えてくれなかったの?もうちょっとで

マーヤは……」


「死ねば土に帰るのは物事の真理ことわりではありませんか……」


「それをも覚悟して、私達は今すぐ里帰りしなければならないのです……」


「今すぐ引き返して蜂をやっつけましょう!」


「ちょっと待った!お願いなのです。ここは私のお師匠が来るのを待つでござる」


「晃師匠ならきっと……なんとかしてくれる!」



 晃は今日は早めにインして岩田さんと待ち合わせを行い、イザナギ改の

受け取りに武器屋に来て居た。


「君のイザナギの刀部分はオリハルコンとアダマンタイトの特殊鋼金で出来てる

からこれ以上強化はできないけど、柄や鯉口、鍔の部分に牛魔族の王の角素材を使うことによって大幅な攻撃力のアップに成功したよ!」


 手にとってみると、攻撃力がさらに+65となっており、必殺スキルが20連撃に増えている、なにこのチートスキルまじかよ!


 総合力ランクをみたらアキラのランクが7に上がっていた、


「岩田さんグッジョブです、これでアキラって攻撃力大したことねって影口減りそう、マジ嬉しいっす」


「そうか…よろこんで貰えてなによりだまた新しい裏ルートの開拓と新素材頼んだよ!」


「それが最近初心者達の師匠をやってるので、期待せんでほしいですね」


「へぇ、あんなにソロしかやらなかった晃君がねえ……あ、この前の嬢ちゃん達

か!晃君もすみにおけないな……まぁ邪推はやめとこう。頑張れよ」


「ありがとう。岩田さん、それでは失礼します」


 さて今日の待ち合わせ場所、始まりの街の方のSAKURAcafeに向かう……


 沙羅、葵、桜………あれ、なんか増えてる……女子が2人……

 エルフらしき2人が声を揃えて


「疾風のアキラ様! お待ちしておりました!ぜひともお力をお借りしたい!」

「はい?」


 SAKURAcafe内でおおよその状況は聞かされるカーヤ、マーヤはプレートのスープを美味そうに食べている、肉は苦手の様だ……


「魚なら大丈夫でしょ、怪魚3種串ね!」沙羅が勧める。

「こんな魚はじめて食べたがおいしいものだな……」


「そうでしょ!そうでしょ!」

沙羅さん嬉しそうにしている


そうしながら双子にエルフの里のおおよその場所を教えてもらう……


どうやら新ダンジョンの西エリアの先らしい……


「そこって僕が最初探索した時は特に何もなかったけど……」


「それは私達にしかわからない秘密の森への抜け道があるのです。私達が通ってはじめて他の人達も通れるようになります」


「それってイベントフラグじゃん! 桜でかした!」

「晃お師匠に喜んで貰えてなによりでござる!」


食事も終わり早速、イベント開始だ!


「問題は女王蜂エリアをどう突破するかですかね」とカーヤ


「あのう……カーヤ、マーヤさん、あと御三方僕に触れて貰えます?」

「はい?」


突如ワープして、ダンジョンの入り口が見えるところまで来た……


「うぉ! どんな妖術じゃ……一体何が起こっている!」


カーヤ、マーヤともに腰が抜けそうなくらい驚いている!


ワープはワープだからなぁ……魔法や妖術でもない……


とりあえず西エリアに進んでいく……


すると森の木が密集しすぎてこれ以上前に進めない場所に来る。


「前来た時はゲームシステム上これ以上は進めない場所と判断してあきらめたん

だったな」


「私達エルフは隠れ里を守るため、結界を張って人にはわからないようにしてた

のです」

「しかし、今回は結界を外してでも早く戻ってこいとの使命を感じます」

「とすると、エルフの隠れ里になんらかの危機が訪れようとしてるのかもしれないな?」

「そうかもしれません。ならばこそ、先を急ぎましょう」


 結界が解けると、岩場地帯が広がっている、さっそく新しい鉱石を見つけて、

ツルハシでカンカンカンカン……


「……って何やってんの! またぶっ飛ばすわよ!」沙羅さん怒った顔も素敵です

「すみません……つい新しい物を見つけると反射的に……」

「スローライフ満喫はイベント終わってからでござる」


 で一行は岩場地帯を進んで行く……


 その時晃の持つ盗賊の感知スキルが発動、前方の岩場から気配を感じた

「敵襲来るぞ!防御陣展開!」

 緊張感が走り、晃以外はタンカー葵の後ろに廻る、そして岩場から弓が何本も

飛来して来た……晃は回避スキルでかわし、彼女達は葵さんの大楯で守られている、ガギャー!と恐ろしい咆哮を発しゴブリン3匹が突っ込んで来た!


 弓持ちは2匹……他は皮の鎧に、鉄の盾と剣や槍を持ってる、

「こいつら武装パーティーだ油断するなよ!」

 と声を掛け、ゴブリンを切りつける、イザナギ改の攻撃力で相手を真っ二つに切り裂いていく!


遠くの敵には、桜やカーヤ、マーヤの弓が倒してあっさりと全滅させた……


沙羅が「私だけ出番なしなんですけど」ムスッとしてる……


「今回の相手はパーティーを組んだ知性のある相手だけに油断禁物ですよ!」


「……はーい」


実際次に襲いかかって来たゴブリンパーティー全7匹で大楯を持ったタンカー役や初級魔法ではあるが火魔法を使う魔法使いまでいた……


晃がいるから勝てるが、彼女達だけだと勝ちきれず撤退するくらい、レベル的に拮抗してた……


そして次にオーガが2匹襲ってきたゴブリンの身長は1メートル50センチと人間より小さめだったが、オーガは2メートル50センチはあり、かなり大型でやはり、防具や盾、大剣で武装されている……


晃はイザナギ改で斬りかかるが1撃では仕留められず、必殺スキル発動し20連撃を浴びせて沈めた…


振り返ると少し苦戦しながらも全員攻撃で彼女達もなんとか沈めていた


レベルは各人3は上がっていた……


「楽勝、楽勝!」と沙羅ははしゃいでるが、ゴブリンとオーガでパーティーを

組まれたり、オーガの数が多いとやばいぞと思惑してると、


「休憩タイム!」

「晃君!今日のオススメアニメよろしく!」と沙羅

 なんて能天気ぶり! しかもアニメ紹介恒例化とか……

「ブツブツ言ってないて早く!」

「お師匠よろしくでござる」

「晃君よろしくですわ!」

 こうなったら彼女達を腐らせてやろうか……ふふふ

「じゃあとっておきを紹介してあげよう! 題名はフローラ王国騎士団だよ!」

皆の目の前に15インチスクリーンが展開して、アニメのOPが始まる、


「うぉ!」


 またまた腰抜かさんばかりのカーヤ、マーヤであった……


 このアニメはフローラ王国の王女様がその冒険心、好奇心の強さから毎回様々な

トラブルに巻き込まれ、それを助けにイケメンの王国騎士団4銃士が参上するという非常にベタな一品で、とにかく腐女子達に大人気であった……

 それはそれは皆さんスクリーンに目が釘付けでうっとりとした表情であらせられまして……


 カーヤが「このフローラ王国の位置はどこであるか?里帰りの後にぜひとも行ってみたい、4銃士のひとりの弓使いに師事しとうなった!」

無口なマーヤも後ろで、うんうんと首を縦に振ってる。


 実在しない、フィクションという言葉を覚えさせるのに……


 さて休憩も終わり、1時間ほど、ゴブリンパーティーや少人数のオーガを倒しながら進んで行った!


そして岩場の先に草原とさらに先に森の裾野がにわずかだが見え始めた……


「あの森がエルフの里の入り口になります」

「やっとついたか」

「案外早かったかも!」


でも何か不安を伴う一抹の違和感を感じていた……


近づくにつれ違和感の正体が明らかに……


エルフの里の入り口にざっと見ただけでオーガ500体ゴブリン2000体の軍勢が集結していたのである……

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