あした来る日

香る花弁に想いを乗せて 風を見送り空仰ぐ

遠い貴方は意地悪な人 そっと私の目を隠す

私が怒って振り向く頃には 影も残さず走り出す たまには手紙も欲しいのだけど わがまま言ってはいけないわ


ここで私は待っている

帰る貴方を?いえ、まさか


ここで私は待っている

貴方が私を置き去って

蕾を焼き踏むその時を

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る