第2話 期待

爆発がおき僕たちはレストランから飛び出した

アリス『なんなの?!あれは!』

もくもくあがる黒い煙に人々の悲鳴が鳴る

ヒュイ『イースはまってください足手まといなだけです』

イース『まってくれよ!何で僕だけ!』

ノノカ『イースさん...今は我慢してください、能力が...』

イース『クッ...』

悔しい


どうして僕にはまだ能力がうまれないのだろう


悔しい


アリス『みんな早く行きましょう!魔物がでてるらしいわ!』

ノノカ『私は傷を治します!』

ヒュイ『私は水を飛ばしてくるよ』

アリスの人形の軍団が魔物を倒していく

イース『なんで僕は...』

?『おき...て』

イース『なんなんだ誰だ』

?『おきておきておきておきておきて』

イース『や、やめろ!なんなんだよ!』

そこから僕は意識が飛んだ


  ~~イースの家~~

イース『...ここは...家?』

ヒュン『あ、おはようイース』

目が覚めたら家にいてヒュイがいた

イース『あの後何が?』

ヒュイ『どうにかなったよでも死者が...53人も...』

イース『...そうなんだ...』

今までこんなことなかったのになぜ

ヒュイ『そういえば叫んで倒れたけどヤバいものでも見えたの?』

イース『いや見えたってわけじゃない...なんか頭に直接語りかけてくるような』

ヒュイ『へー』

ほんとになんだったのか

ヒュイ『さて、学校いこうか』

イース『え、僕ずっと寝てたの?』

ヒュイ『そうだよ』

僕のせっかくの休みが最低な終わり方をした


 ~~育成学校~~


アリス『あ、イースー昨日なにがあったのさ』

イース『いや、僕にもよくわからなくて』

アリス『頭でもイったんじゃない?あ、ごめん元からだった』

この後滅茶苦茶罵倒された...

キーンコーンカーンコーン

アリス『あら、授業ね』

イース『そうだね、座ろう』

先生が入ってきたころにはみんな座っていた

先生『えー今回の授業は能力の威力、操作力の特訓です、みなさん外へ』

僕は能力がないから見学だ


 ~~育成学校グラウンド~~

先生『イースさん、まだ能力が?』

イース『はい...』

悔しい

  



先生『みなさん、四時間お疲れ様でした、今日はこれで解散でよいです』

今日はいつもより早い解散となった

先生『イースさん、話があるので学長室へ』

イース『...はい


 ~~学長室~~


イース『失礼します』

ここにくると緊張してしまう

先生『まぁ硬くならなくてよい、今日は君のに能力の話しだ』

イース『...』

先生『流石に能力がまだ開花しないのはおかしいとおもうんだが』

...僕はおかしい...

先生『だが、無理矢理引き出す方法がひとつある』

...!

イース『そ、それはなんですか!』

先生『まぁ落ち着きなさい』

ゴソゴソ...


先生がなにか玉のようなものを出した

先生『これじゃ、これに手を当て大きく願えば開花するはずじゃ』

これを使えば僕は...

みんなに頼りっきりにならなくてすむ!...




つづく

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