第8話「2人目」

嵐山は混乱しながらもミノポから一通りの説明を受け、なおかつ怜に一発殴られ冷静になった


信「あれだろ?つまり変身してモンスターぶっ潰して荒馬と一緒に地球救えばいいんだろ?」


モ「そうだモー!信武は物分りがよくて助かるモー!」


怜「おいゴミ共。おでましみてーだぞ」


怜の言葉に嵐山が振り向くと、あまりの衝撃に固まってしまった

どす黒いオーラを放ちながら異臭を放つ化け物

これが自分の戦う相手だと認識すると嵐山は少しだけ恐怖をおぼえる



怜「なんだぁ?嵐山テメェビビッてんのかぁ?w」


信「はぁ!?ビビってねーよ!」


怜「そーかよwなら、サッサと変身するんだな!」



そう吐き捨てると怜は呪文を唱えた。

炎の渦に包まれ、そこから出てきた美少女姿の怜に嵐山は呆気にとられる


信「え…、マジで怜か?」


怜「あぁ、そうだよ!お前もサッサと変身しろやカス!!」


モ「頭に浮かんだ言葉を叫ぶんだモ!!」


信「わ、わかった」



嵐山はまだ戸惑いつつも大きく息を吸う



[激流よ!全てを打ち砕け!!]



ミ(よかったミ…。怜君よりかは全然マトモなセリフだったミ……)


水の柱が嵐山を取り込むと光を放ち、すぐに水は勢いをなくし、その中から現れたのは褐色肌にサファイアのように青いショートヘアーの美少女だった


怜「マジか…、ちょっとタイプだな…」



ボソリと呟いた怜の言葉は誰にも聞かれることはなかったが、それを聞けば嵐山は気絶していたであろう



そして、ショートヘアーの美少女もとい嵐山は自分の状況にまたもや唖然とする



信「マジか………」



モ「やったモー!2人目誕生だモー!!」








嵐山は思った。

好きな人に告白するはずが、なぜこうなったのかと……



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る