第6話「嵐山という男」

怜「ついたぞ」


ミ「こ、ここは?」


怜がやって来たのは見た感じヤバめの高校


怜「俺に挑戦状送り付けてきやがったクソ野郎がいる学校だ。この時間に校庭に来いって、この俺を呼び出しやがった」


ミ「時間はキッチリ守るのかミ…。意外と真面目だミ…」


怜「あ?喧嘩は時間守るもんだろーが」


ミ「義理堅いミー」


校庭に向かうと沢山の不良が集まっていた

すると怜が来たことに気づいた1人の不良が大声で誰かに呼びかけた


「兄貴ー!荒馬が来ました!!」


すると1人の男が荒馬の前にやって来た


「よぉ、荒馬。時間ピッタシだなぁ」


青く染めた短髪を掻きあげながらにやりと笑う褐色肌の男

筋肉質で逞しい体

凛々しい顔立ち

野性的な男らしさに女性はメロメロになるであろう恵まれた容姿

怜と同じ美形に部類される人間だが、オーラが黒い


怜「俺をわざわざ呼び出すとはいい度胸だなぁ、嵐山よぉ」


男の名は嵐山 信武(あらしやま しのぶ)

怜と並ぶ実力をもつ不良である

怜とはまさにライバルであり、犬猿の仲だ



信「いいじゃねぇかよぉー。俺だってコイツらに見届けてほしかったんだよ」


嵐山はこの高校のヘッドだ

怜の高校と嵐山の高校はそれぞれヤバい不良学校だった。


一匹狼の怜と、舎弟達を引き連れる嵐山はお互い相容れない存在だった



怜「見届けてほしいだぁ?自分がボコボコにされるとこ舎弟にみてほしいなんて変わってんなぁ?w」


信「ハッ、俺はドMじゃねーっての。それに喧嘩するために呼び出したんじゃねーよ」


怜「あ?じゃあ、なんだよ?」


信「いやー、そのー、あれだー…、あれ…///」


怜「あ?なんだよ、ハッキリしろやカス!!!」


「兄貴ー!頑張ってください!」


「兄貴ならやれます!」


舎弟達が嵐山に声援を送る

怜はなにがなんだか分からず?マークを頭の上にいくつも浮かべ、どもっている嵐山を見つめていた




怜は知らない

嵐山が怜に告白をしようとしていることなど

知る由もない

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