第5話「そもそも」

怜「つーかよー」


ミ「なんだミ?」


怜「なんで俺なんだ?俺男だし。つか世界を救うとかそういうがらじゃねーし、なんかちげー気がすんだけど」


ミ「そうは言っても君には実際才能があったし、魔法レーダーが反応したんだミ。それに魔法少女は男の子しかなれないミ?」


怜「は?どーゆーことだそれ」


ミ「女の子じゃ、精神的にも肉体的にも魔法の大きな力には耐えきれないんだミ。男の子は女の子よりも丈夫だし、魔法を使いこなせんだミ」


怜「なるほどなー。ようはつえーヤツしかなれねーわけだ」


ミ「そういうことだミ」


怜「でもよー、もっと正義感つえーやつとかいんだろ。俺趣味喧嘩とボコることだぜ?」


ミ「才能があるしモンスターもちゃんと倒してくれたし大丈夫ミ!」


怜「ならいいんだけどよー」


ミ「でも、変身した怜君かわいいしかっこよかったミ!!」


怜「そ、そうかよ…////」


少し照れくさそうに目をそらして頭を搔く怜にミノポは可愛いところもあるんだなと少しだけ微笑ましく感じた


怜「んでよー、残りの魔法少女っていつ見つかんだよ」


ミ「それは他の精霊達が探してるミ。そのうち会えるはずだミ」


怜「ほーん。つーか、今からシメに行くぞ」


ミ「え?」


怜「この前俺に挑戦状送り付けてきやがったクソ野郎ぶっ殺しにいくんだよ」ニヤッ




これが魔法少女なんだもんなぁ


ミノポは怜の背中を不安気に見つめていた


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