茨城県編⒊ーそうだ、僕は、ー

以外と捕まらないもんなのね、こういうの。まぁ、今までが上手く行っていただけか。


近くにバス停を発見する。ああ、バス、乗ろうかな。




**


「うぉわっ、花、綺麗! 」


結局、決意とは逆に、バスに乗ってしまった。情けないことだ。


人生は、計画よりも、予想の方に行くように出来ているのかもしれない。


とても、とても、綺麗な花々が咲き誇っていた。ジニアやヒマワリの海だ。




僕の育った環境には、草花が沢山あった。その中で、一つ一つ、大切に、名前を覚えていった。とにかく、その色、形、全てを細かく覚えていった。理由は分からないが、ただ単に興味があっただけだろう。




だから、僕は、ここに、何時間でも、居たかった。




なんて、昔のことを思い返した。そうだ、僕は自然が大好きだ。だから、




旅では、人だけの出会いは求めていない─。




さて、次は、っと。




福島県かな。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る