異形頭研究所
歯車壱式
プロローグ
それがいつ、どこで最初に目撃されたのかは記録されていない。
ある日世界に不可思議なモノたちが現れた。
彼らは一見普通の人間だった。ただし首から上は異形であった。
ある者は頭部が電球であったり、ある者は頭部が魚だったり、ある者は巨大な果実であったり、更にはなんだかよくわからない球体という者までいた。
首から上が異形の者。人は彼らを「異形頭」と呼んだ。
それから約3年の時が流れた。
最初のうちこそパニックが起きたりはしたものの、首から上の形状が人と違うだけで世界を滅ぼす目的も人類も滅ぼす目的もない彼らを人々は第4の人種として扱うことにした。
いわば白色・黄色・黒色に次ぐ新たな人種である。
しかし彼らについては分からないことだらけ。
ある者は神の使いや神そのものといい、ある者は人ではない!奴隷にでもしてしまえ!と蔑み、ある者は彼らこそ新たな人類のカタチであり我々旧人類もああなるべきだと唱えたりした。
そこで世界は国連を主体として異形頭と人類が共に研究し合う機関、通称「異形頭研究所」を設立。
研究がどちら寄りにもならないよう人類・異形頭双方から一人を「管理官」として立て、その下で研究を行う者達を招集。物理学・生物学・医学・化学・工学などなどありとあらゆる分野から研究者たちが集い、いくつものラボが形成された。
これは、そんな研究所で繰り広げられる愉快なユカイな日常である・・・・・・
※この作品には作者のフォロワーをモデルとしたキャラクターが許可を得て多数登場しますが、あくまでモデルであり実際の人物の主義主張趣味嗜好とはあまり関係ありません。
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