次の日

 ラグランを看てから、次の日が訪れた。

「んん…。」

 ラグランが完全に目を醒ます。

「ラグラン、おはようございます。」

「ミル…か…。」

「はい!良かったです、目を醒まして。」

「……。」

 二人ともしばらく見つめあう。

「あ、あの~…。」

「なんだ?」

「そろそろ手を…。」

「手?」

 そこへ突然、メディカルルームのドアが開く!突然のことに、ラグランとミルはそちらへ注目する。

「ラグ!ミルちゃん!聞いてよ!モイが、あのアンドロイドの事がわかったって!」

「って、あら~?」

 ルーンとモイである。

「私たち、おじゃまみたいよ~。」

「なんの話だ?モイ。」

 ラグランは不思議に思い、尋ねる。

「だって、仲良くお手手つないでるんだもの~。うふふ。」

「あ?」

 ラグランは自分の左手を見る。たしかにミルの手を握っていた。

「…!す、すまん!」

 慌てて手を離すラグラン。

「い、いえ…!」

 ラグランはミルを直視できなくなり、ミルは顔を真っ赤にしてうつむいている。

「うふふ。おねーさんとおにーさん二人を応援しちゃう!ね、ルーン!」

「そうだね。」

 ニッコリ笑う、モイとルーン。

 そこへ咳払いをし、ラグランが話題を変える。

「応援しに来たわけじゃないんだろ。用件を言え。」

「そうだったわ~。あのアンドロイドのアクセル君のことなんだけど…。」

詳細を語り始めるモイだった…。

 

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