I will use treatment to help the sick according to my ability and judgment...
日本では今、インフルエンザが大流行中らしいですね。モンゴルでも流行しているので、もしかしたら世界的な流行なのかもしれません。
まあ残念なことに、私が通っている学校は、休校にならないのですけどね。ちぇっ。
さて今回は、モンゴルでの医療についてお話ししたいと思います。
ただ、一つ注意点を申しますと、私はモンゴルの医療環境に、ものすごーく詳しいスペシャリスト、という訳ではありません。
父が医療関係者で、たまに聞く話を書き並べているような感じになります。ですので、聞き間違えて事実と違っていたり、情報が抜けている部分もあると思います。
正確ではないので、鵜呑みにしないように......。
さて、驚くべき(?)ことに、モンゴルでは医者の数が非常に多いです。理由はよく知りませんが、皆さん、
「自分の国をより発展させるために貢献したい」
という意欲が強いそうです。
数ヶ月前、日本にある医大にモンゴルを留学生として受け入れる、といった取り組みがあり、そこに現れた高校生ぐらいのモンゴル人の多くが、
「モンゴルをより発展させるために、日本で勉強したい」
と、ものすごく上手な日本語で語っていたそうです。父はそれに痛く感動して、一週間近く、その話ばかりしていました。耳タコでしたね。
ですので、モンゴルには医療に携わることを目指す者が多いのでしょう。
非常に素晴らしいように聞こえますが、実はいくつか問題があります。
まずはじめに、きちんとした設備のある病院の数が、医者の数に対して足りません。また、各病院での研修医に対する教育指導やそのほかの管理や対策が、まだ未完成な部分が多くあります。
そのため、医師免許を得たとしても、自分が学んだことを活かせる場所が、あまりないのです。
問題を抱えているのは、医師だけではありません。看護師に関する問題もあります。
日本の看護師は、患者さんの介護をするのが主な仕事です。
ですがモンゴルでは、患者の介護や世話は家族や親族がするのが主流です。なので看護師の主な仕事は、医師の
また、看護師の給料は医者とほぼ変わらないのですが、仕事量が全然違います。看護師の方がはるかに重労働なのです。
これは、全体的に看護師の数が足りていないことにあります。看護師は人数が少ないので、その分仕事が増えてしまいます。
医師が多くて、看護師が少ないというモンゴルの現状の主な原因は、モンゴルの大学で行われている、医学部に行く生徒の決め方にあるそうです。
モンゴルの大学において、
「医学部で勉強出来るか」
「薬剤師になるための勉強が出来るか」
という判断は、テストの点数で決められるそうです。
成績上位者は医者、その次は......という感じに。
そして看護師は、医者よりも低い点数を得た生徒がなる仕事のため、どうしても看護師は医者よりも下に見られてしまいます。
なので、ほとんどの看護師は看護師になった後、また大学に入り直して、医者を目指します。それが、看護師の低迷に拍車がかけているそうです。
病院が少なく、きちんとした設備が整っていなかったり、医師や研修医に対する教育が完成していないモンゴルには、色々と改善する必要があります。
モンゴルがこれから、さらに良い国へと発展していくことを願います。
(なんかシリアスな話になってしまったな......)
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