車の大合唱〜♪
車。車。
車。車。
車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。
車。車。
車。車。
車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。
車。車。 車。車。 車。車。
車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。
車。車。 車。車。 車。車。
車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。
車。車。
車。車。
車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。車。
車。車。
車。車。
モンゴルの車道は、いつも車でいっぱい!!
人口密度は低いはずなのに、道はいつも車で渋滞している。
「一日に一回は事故を目撃する」
と言われる程、車の事故が多い。
その主な理由は、大きなちゃんと整備された道路が車が多い割に少ないから。
ウランバートルにある大きな車道の大体は、2015年のサミットを前にして急遽作られたものだから、色々と中途半端。今は、特に大きい道路は作られていない。
大きいのをどどーんと作っちゃえば、渋滞も解消されるのにね。
「でも政府の人たちは、車道を作る事にお金をかける気はない」
というのが知り合いのモンゴル人が言っていた事だ。
果たして本当なのか。それは私には分からない。早くどうにかして欲しいけど。
そりゃあ、渋滞には色々と困らされている。
学校へ行く時に、数分でも遅れて家を出てしまうと、渋滞に巻き込まれて遅刻する。
授業中に、すぐ隣に位置する道路から車のクラックションが響き渡り、車のオーケストラか合唱団の様になっている。
「わあ、私たちは演奏会の特等席にいるんだね! いやあ、嬉しくない、嬉しくない!」
街中で車を使ってどこかへ行く時は、車よりも歩いて行った方が早い時もある。
特にひどいのは、自分たちではどうにも出来ない渋滞に巻き込まれてしまった時だ。
一回だけ、巻き込まれかけた時がある。それはそれは、ひどかった。
みんなが我先にと、自分たちが行きたい方向へ向かおうとして、複雑に絡まったイアホンみたいな惨事になっている。
残念な事に、モンゴルには信号がない道路が結構あるのだ(歩行者用の信号は更に数が少ないので、道路を渡る時はいつも必死)。
だから、みんな自由にあっちへ行ったり、こっちへ行ったりして、ごちゃごちゃになる。
クラックションが鳴り響き、窓から顔を出してモンゴル語で何かを言い合っている。その光景はまさにカオスだ。地獄絵図だ。
私たちは、なんとか車の大波から逃れる事が出来たが、もし自分たちではどうしようも出来ない渋滞が起きたら、警察を呼んでなんとかするらしい。実際に、なんとかなっている。
モンゴルのお巡りさん、お疲れ様です......。
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