一なる呪い
鎖帷子――愚痴の言い伝えでは――強固な金属塊は蜘蛛の糸を拒絶すると聞く。莫迦な。在り得ない。神に近い存在を退け、呪いの所業を回避可能とは想い難い。通り越えた無謀な輩は面倒を圧し憑けたに違いない。視るのは山奥だと思考せよ。失礼した。私の貌を嫌悪する諸君に説く己が阿呆で在った。ならば証明すべきだ。
〽撫でると得する亜種混合
視たら堕落だ奴隷々々
零。零。零と歌えば 呪い零や
あっこの山は
詩を反芻する脳髄よ。私に不快を齎すな。私に餓鬼を想起させるな。胎が滾る。撫でるのは怪奇どもだ。私の頬を掠る、悪魔どもの囁き風だ。されど恐怖は皆無。何故か。私には逸脱的な精神が在る。
〽撫でると得する亜種混合
視たら堕落だ奴隷々々
零。零。零と歌えば 呪い零や
あっこの山は
〽こりゃあ失礼 旅人さんや
外してみりゃあ これまた零や
呪いを受けたら 肉零やった!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます