星海の灯台
異世界列車は星海の灯台へとたどり着き、そのまま塔一階の中に入りこむ。
「カズヤさん。これ? なに?」
異世界列車は塔の中を疾走する。
「列車が階段を探しているんだろう」
「階段を探しているのか……ハハハ……、じゃなくて! 非常識ですよ! これに乗ったまま、塔の中に行くなんて!」
「ダンジョンの中に乗り物を入れちゃいけないという発想がおかしいんだよ。巨人だってドラゴンだってバカでかいバケモノがいるのに、なぜ列車だけが入っちゃいけないと誰が決めたんだ?」
「でも、魔物だって、こっちに気づいて……」
魔物たちはそそくさ逃げ出した。
「……もうやだ」
トバは自分のカオを抑えながら座席に深く腰つけた。
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