第18話

今日は絵里も学校に来ていて久しぶりに絵里に会う。


相変わらず連絡は取りあっているけど実際に会うことは少なくて。


「お!絵里、やっほー」


「千佳!やっほー。どうなの、安藤先生とは」


こいつ会って第一声が安藤先生のことかよ(笑)


「あぁ好きかも、うん、そのくらい(笑)」


「えー、そんだけかよ(笑)あんたが好きになってることくらい知ってる」


「あ、ごめんごめん(笑) さ、授業行こう!じゃあまた」


久しぶりに会っても中々話す時間もなくてこれはまたL〇NEだな




にしても安藤先生か

いい人に出会えたな、出会えただけでも幸せだな。





そうだ、今日はバイトだっけ

頑張らなきゃな、

こんな時にあのブラックバイトか、



そう、ここで私のバイトについて教えよう

大手コンビニのフランチャイズ店舗 家族経営

昔からオーナーさんたち家族とは交流があって高校入学と同時にバイト採用

今年で4年目。自分でいうのも可笑しな話だが仕事を覚えるのが早いほう。

常に効率がいい方法とは、と考えながら仕事をしているので今では店長の1つ下、社員と同じくらいの仕事をこなしている。

私も最初は色々な仕事をやらせてもらっていて嬉しかった。

でも次第に使い方が荒く、サービス残業は当たり前、仕事の持ち帰りは当たり前になっていた。正直私の精神状態ではかなり無理をしなければ仕事が回らない状態になっていた。


そんな今日は通常業務にPOP作り。

こりゃPOP作りは家に持ち帰りだな。


あぁしんどい。


こんだけやっても「ありがとう」の一言もない

「仕事の時間内に出来なかったのは千佳ちゃんの責任」だとか

「こんなのやってもらって当然、雇ってあげてるんだから。」とか

こんな考えの人たちの下で働くなんて並大抵のことではなかった。


まぁバイトなんだから辞めればいい話なんだが、高校入学後に初めて出来た自分の居場所というのがあって中々やめる決心が着かずにここまで来てしまった。


今日もまた精神ボロボロになるんだろうな

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