第17話
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あんどーへ
昨日はありがとうございました。
あんなに素直に自分の話をしたのは初めてで自分でも驚きました。
なんでだろうね(笑) でも、あんどーといるとなんだか安心できるんだ。
本当にありがとね!
ちかより
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この名刺サイズのメッセージカードを付属の黒い封筒に入れて明日渡そう。
次の日・・・
お昼過ぎ、学校へ向かう私。
今日は水曜日なのでゼミの日だ。
毎週水曜日は午後からの授業。
今は昼休みかな。
今日、安藤先生の授業はないけど、なんだか会える気がする。
そんなことを思って駐輪場へ入っていくと待ち合わせしたかのように
校舎から出てくる安藤先生。
「お!中田、おはよう。っていっても昼か。どうだ?調子は」
「あんどー、おはよう。うん、昨日よりは大丈夫。ありがとう。」
「そっか、ならよかった。またなんかあったら来いよな。」
「うん、そうする。あ、あんどー、これあげる」
そういって黒い封筒を差し出す
「お、なに、デ〇ノート?(笑)」
「違うわ!(笑)」
「お、笑った!ありがとな!読みながら泣いとくわ」
「はいはい、じゃあまたね」
「おう!頑張れよ」
そういって安藤先生は見回りという名のさぼりへ、私は教室へ
本当に不思議な人。
一緒にいるだけで笑顔になれる。
あぁなんなんだろうな、
好きだなぁ、なーんてね
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