第4話 友達はいらないと言う奴は自意識過剰だ
友達はいらないと言う奴は自意識過剰だ。まず友達がいらないと言う奴は出来るだけ人に関わりたくないがために、無愛想な奴が多い。例えば誰かに誘われても自分の時間を満喫したい、もしくは誘って来たやつと一緒にいるのがめんどくさいという理由で断ったりする。そういった無愛想な奴が多い。ただそういった無愛想な奴に言いたい。お前は何様だ?自分の時間を満喫したいということは他人に費やす時間よりも自分の時間が大事、つまり、自分こそが一番であり、他人のことはめんどくさいとおもっているということだ。そう思っているから他人が出してくれた道を自分で潰す、自分の道が一番正しいと思っているから。自意識過剰すぎる。本当に哀れだ。一度自分を見直してこう思った方がいい。「こんな自分を誘ってくれるなんて… 本当に嬉しい…」と。
先生が彼女の席に近づき彼女の席の前まで来た。先生が口を開いた。「雪ちゃんなら通れるとは思ってたけど、まさか一番で通るとは思ってなかったよ!」と先生が言った。僕は考えた。「雪って言うのか…てか雪ちゃんっていう言い方的にもしかして先生と彼女は顔見知りなのか…?」と思いながら再び二人の会話に耳をすます。盗み聞きはだめなことだが、今回は許してくれ!「自信はあったのですが一番で通るとは思いませんでした。そういえばゆりさん、例の部活の話しなのですが。」「はい、入部届け!雪ちゃんが入りたいって言ってた部活、今0人だけど大丈夫?正直愛好会みたいなものだけど。」「むしろ人数が少ない方が私はやりやすいので全く問題ないです。」「さすが雪ちゃん!私のいとこだけあるわ!」どうやら先生と彼女はいとこ同士の関係みたいだ。だから雪ちゃんて呼んでいるのか。「書きました。」と彼女が言う。先生が「ok〜実はこの部活わたしが顧問なの〜宜しくね〜じゃあ放課後さっそく多目的教室にきてね!」と言いながら先生は彼女の席から離れていった。話しを聞いていたけど彼女が何の部活に入るかはわからなった。ただ何個か分かったことがある1.名前は雪 2.頭がいい 3先生とはいとこという関係。4.彼女が入りたい部活の顧問を担任の先生がやっている、5.彼女は放課後多目的教室に行くこの4つの情報がわかった。特に4と5の情報は彼女が何の部活に入るのかを考えるのに非常に重要な手掛かりだ。「これはちょっと調べて部活を見に…て俺はストーカか!」とまたいつもどうり心の中で喋る。ただ彼女が何の部活に入るか気になる。さっきの会話を聞く限り彼女は入学前から今入ろうとしている部活に入ろうと考えていたんだろう。彼女みたいな人が通るか通らないか分からない時から入りたいと思っていた部活… 気にならない訳がない!
そして授業中もそんなことを考えていたら、放課後になった。僕は手掛かりの通り、多目的教室の近くまで来た。多目的教室の近くから覗いていると先生と雪が喋っているのが見えた。どうやら今から鍵を開けているようだ。僕は何故か「よし、ここで行くぞ!」と思い、先生らに近づいた。すると先生が気づいて、「あら伊藤くんじゃない!」と話し掛けられた。ここでぼくは仕掛けようと思った。「どうも先生!実は入学したばかりであまり校舎内を把握してないのでいろんな所を見て回ってるんですよ!それにまだ何の部活
に入るか決めてないので丁度見学にもなるかなと思ってるんですが、もしかして今から何か部活動をされるのでしょうか?」と聞いてみる。すると先生が「そうそう!今から部活始めるんだけど伊藤くんも見てみる?」と言う。「本当ですか!?では喜んで見学させて頂きます!」成功だ。ここで仕掛けて良かった。これで彼女に近づける。そう思い、彼女らと一緒に多目的教室に入る。ついに聞くか!「そういえば今から行う部活って何部なんですか?」と聞く。もちろんわかっているが文化部系だろう。問題はどういった部?中を見る限り特に何もない。ある物といえば真ん中に机と椅子があるぐらいだ。先生は笑みを浮かべながら口を開いた。「ようこそ、相談部へ」
恋、青春は素晴らしい @Kkkkkk
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