第3話 神や運というのは信憑性のかけらもない言葉だ

この世に運はあるのか?本当に神は存在するのか?答えはないとはいいがたいが、あまり期待しない方がいい。例えばお正月の初詣の時に1億円いれたら神は願いを叶えてくれるだろうか?朝のニュースの占いの順位で運が変わるだろうか?ビリの人はラッキーアイテムを持つことで何か変わるだろうか?全て何も変わらない。もちろん全ての人間が分かっている。だから初詣の時には100円や10円しかいれないし、ラッキーアイテムを持たない。そんなこと分かってるのに運勢とか神はいないのに願いを書いたりする。うんざりだ。まあもし運が叶ったり、神がいて叶えてくれるというなら、神に金をあげないといけないな。それに「努力」という言葉の価値が0になる。叶ったり運がよくなるなら誰も目標も立てず、心がけもしなくなるだろう。



入学式も終わり、ついに初登校日になった。一体どういう生徒たちがいるのか楽しみだ!

そう考えながらも起きて早々僕はラブコメを見てた。おもしろすぎる!こんなことが僕にもあったらなとニヤつく。僕の趣味はバスケをすることと、アニメや漫画を読むことだ。(Hなやつも大好き)異色の趣味だ。オタクにもなればスポーツマンにもなれる。まるでどっかのスーパーマンと妄想を広げる。そして時間が過ぎ、僕は学校の教室に来た。


「ふぅ… ついにこの時がきた!初登校日の目玉、どんな先生がいて、どんな生徒がいるのか、それが気になってしょうがない!あの桜を見ていた女の子が隣だったらいいのに〜綺麗だし、あのちょっと闇を持ってそうな所がたまらん〜」と変態状態のまま教室の中に入り、黒板に貼ってある席順を確認、僕は一番左の後ろだ。そう思いながら振り向くとびっくり。あの女の子の隣だ。「うおおーーー!こんな運のいいことがあるのか!てか何だこのベタ展開!ヒロインが主人公の隣みたいなスーパーテンプレ展開は!これは俺が主人公ってことだよな?じゃああの子と最後にくっつく…ぐへへ」と汚いことを考えながら恐る恐る自分の席へ接近する。そしてチラチラ彼女を確認しながら席へつく。横で彼女を見てたら彼女は僕が見ていることに気づいた。彼女がこっちに視線を向け、「何?あまりじろじろ見ないでくれる?」と言ってきた。僕は慌てて「す、す、すみません…」と発した。「ちくしょうやっちまった!まずじろじろ見ていたということを認めてしまったことと謝り方だ!コミュ障DTもろバレだろ!有名ドラマの3○歳の高校生ならあれで3軍確定だぞ!」というまた意味の分からないことを考えていると、前の席の人に挨拶をしている真面目そうなメガネの女の子がいた。そして僕の所にきた。「初めまして!私恭子といいます。宜しくお願いします!」と言ってくれた。僕はすかさず「よろしく!敬語なんて同級生なんだから堅いのはなしにしようぜ!」と少しいきった口調で言った。実はバスケをやっていたこともあり、本当はコミュ障ではない。ただ気になる人にはコミュ障になるからああなってしまった。「すみません…私クセで年下の方にも敬語を使ってしまうんです…今度から気をつけます。」と僕の目を見ながら言っている。僕は「あ、ああ!そういうことだったんだ!ごめんね!恭子が過ごしやすいスタイルが一番いいと思うから気にしないで!これからよろしく!」を言うと恭子も「ありがとうございます!これから宜しくお願いします!」と言うと自分の席に戻った。



僕のクラスの担任の先生がやってきて、これからの行事について喋りSHは終わった。すると先生が隣にいる彼女の席に来た。一体なんだろうと気になる所だ。

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