第19話

先程の道をずっと西へ進むと、右手に中学校がありました。

現在は小学校になってるのですが、小さい頃祖父母の家に

帰省した時に、この先の結構歩くほどあった場所に伯父の

家があってそこまでよく母と歩いて行っていたのですが、

何故か取り分け夜などは、この道のピンポイントで中学校

の前の一部分の道に差し掛かると怖くてたまらず急ぎ足で

なるべくそちらの方を見ないようにして通過していました。

そこだけ怖くてドキドキしていましたが、ちょっと過ぎれ

ば、暗くてももう全然平気でした。

後に、この中学校に入学することになったのですが、昼間

何も感じなかったし、小さい時の様な感覚はもうありませ

んでした。

後で、二つの事を聞きました。この学校の道側の木で首つり

自殺?があったと。また、大昔にはピンポイントの部分は皆

墓所であったと。

噂か何かに過ぎないんだろうとも感じていますので、敢えて

調べることもしていません。本当だったら怖いですし。

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