第十二話 ~望みの終着点~ ②

―シンの家・居間(夜)―


       シテツは虚ろな目で白紙のメモ帳と向かい合っていた。

シテツ 「…… ダメだ」

       彼女は今現在に至ってもコクテツを轍洞院家跡地へ誘い出す口実を

       見つけられずにいた。

       打開策を求めてか現実逃避のためか、彼女は無意識のうちにテレビ

       を付けた。

       急に明るくなった画面の中の若い女性は明日の天気を彼女に教えて

       くれた。

       明日の天気予報などは知ったことではなかった。彼女にとって重要

       なのは今の事、今夜の事なのだから。

予報士 「今夜は全国的に晴れてスーパームーンの観察には絶好の機会です、大切

     な人と月光浴を楽しんでみてはいかがでしょう」

       画面の中の女性が取って付けたような言葉がシテツにはやけに良く

       聞こえた。

コクテツ「ただいま」

       シテツの頭の中で何かが固まりかけた時、コクテツが帰って来た。

シテツ 「おかえりなさい」

       自らの計画を悟られないようにシテツは愛想良く返事を返すとコク

       テツは少し嬉しそうに微笑んだ。

コクテツ「ご飯まだでしょ、着替えたら作るから待ってて」

シテツ 「いや、いいよ」

       足早に部屋を出て行こうとしたコクテツは足を止めて驚いた表情を

       シテツに向けた。

シテツ 「外で食べない? 姉さんとお月見がしたい」

コクテツ「つ… 月見? どうして?」

シテツ 「今晩スーパームーンらしいから… たまには二人一緒にのんびりしたい

     なって」

コクテツ「…… 分かった。じゃあ、どこで食べる?」

       思いの外ここまでシテツの思惑通りに話は進み、彼女は最大の勝負

       に出た。

シテツ 「家があった場所」

       彼女が切り出した言葉を聞いたコクテツの表情が一瞬強張った。

コクテツ「他に良い所があると思うけど…」

シテツ 「あそこがいいの。誰も居ない、何も無い、静かで広い場所がいい」

       シテツの態度にコクテツはしばらく目を閉じて考えを巡らせた。

コクテツ「分かった。すぐに準備して行こうか」

シテツ 「ありがとう」

コクテツ「気にしないで、私たち姉妹なんだから」

       コクテツは最後に今朝と同じフレーズを用いた。

       しかし、その言葉は妹に対してよりは自分自身に強く言い聞かせて

       いる様子であった。

       その些細な力加減をシテツも感じ取っていた。




―轍洞院家跡地(夜)―


       弥右衛門に焼き尽くされて黒く焦げた瓦礫や杭などが散在したまま

       の轍洞院家跡地。

       その中央に小さなレジャーシートを広げて座り込んだ轍洞院姉妹は

       さながら夜のピクニックに来たようだった。

コクテツ「本当に綺麗な月ね」

シテツ 「う、うん。そうだね」

       天高く佇む真円の月に見とれるコクテツの横でシテツはソワソワと

       地面ばかり見ていた。

コクテツ「…… わざわざこんな所に呼び出して、何か私に言いたいことがあるん

     じゃない?」

       彼女の問いかけにビクッとしたシテツは恐る恐る姉の顔を見た。

       姉は月を見上げたままだった。

コクテツ「貴方の質問の答だけど…… 私は轍洞院コクテツではない」

シテツ 「そ、そんな何言ってるの! コク… 姉さんは姉さんでしょ」

       驚き戸惑ったシテツは無理に明るく振る舞った。

       彼女の動揺を察したコクテツは目を月からシテツへと下ろした。

コクテツ「そう、貴方の姉だけど別人。貴方も、私の妹だけど別人」

       彼女の言葉がドレドによって掘り起こされたシテツの闇に埋まって

       いた記憶がフラッシュバックさせた。

コクテツ「貴方が私を姉と認めていないことも分かっていた。正直、私の方も貴方

     にどう接すれば良いか分からなかった。私にはあの人のように振る舞う

     ことはできないから」

       彼女の言葉が嫌なほど理解できたシテツは大きく一度だけうなずく

       とそのままうつむいてしまった。

コクテツ「でも、こうやって貴方の方から手を伸ばしてくれた」

       コクテツはシテツの手を取った。

コクテツ「ありがとう」

       顔を上げたシテツの目には心から嬉しそうな姉の笑顔が映った。

シテツ 「いいよ、姉妹だもん…」

       姉から目を背けながらシテツは小さくつぶやいた。



       敷地を囲うように生い茂る林の中ではAJとイーグルが乗り込んだ

       リクガメが息を潜めていた。

       カメの中でAJは潜望鏡を覗き込んでいた。

A J 「早く退きなさい! ねぇ、妹ごと吹き飛ばしていいかしら?」

イーグル「それは許可できん。我々のターゲットは轍洞院コクテツただ一人だ」

A J 「(舌打ち)了解…」

       AJは潜望鏡を覗き込んだまま髪をかき上げた。



シテツ 「ねぇ、姉さんはコク姉と別人って事は何も覚えてないの?」

コクテツ「そうね… コクテツさんの記憶は薄らとは残ってるけど、殆ど忘れてる

     状態ね」

シテツ 「じゃあさ…」

       シテツは立ち上がり焼け野原へと飛び出した。

シテツ 「ここがリビングだったんだよ、コク姉はいつもここでテレビばっか見て

     いたの」

コクテツ「へぇ… 他には」

       彼女はコクテツにかつての家の説明を始めた。



       一方、林の中では姉妹が離れたタイミングをAJが逃さなかった。

A J 「今だっ!」

       彼女の声に合せてカメの甲羅の頂点が開き中から巨大な砲台が姿を

       現した。

A J 「撃てぇ… っと、また誰か来た!」

イーグル「一般人は巻き込むな、まだ待機していろ」

A J 「はいはい、了解っ!」

       なかなか砲撃ができないAJは壁を強く叩いた、



       AJが見た誰か、コクテツに駆け寄ってきた人物それはクリニック

       から逃げ出したフランだった。

フラン 「おねーさん、こんな所で何してるの?」

コクテツ「えっ? 何って、妹と月見を…」

フラン 「いいねぇ! ワタシも入れてよ」

コクテツ「いや、急に… そもそも貴方誰なの?」

       困惑したコクテツに拒絶されると、フランの顔は急に能面のような

       表情に変わった。

フラン 「覚えてないの? 今度また遊ぼうって約束したのに」

コクテツ「ごめんなさい、多分他の人じゃないかな?」

フラン 「絶対おねーさんだよ、臭いで分かるもん」

コクテツ「臭いって… 悪いけど、私は貴方のことを知らないの」

       突如フランの髪がブワッと逆立った。

フラン 「何でそんな嘘つくのかな… 何でワタシに嘘つくのかな……」

       フランはコクテツを突き飛ばすと、そのまま倒れた彼女に馬乗りに

       なり両手で首を締め上げはじめた。

フラン 「ワタシに嘘つくヤツなんか… 消えちゃえ」



       潜望鏡を除いていたAJは血相を変えてカメから飛び降りた。

イーグル「AJ、どこへ行く!」

A J 「轍洞院コクテツが他の者に殺されそうなの! 助けに行くわ」

イーグル「本当か! それなら俺も行く」

       二人はリクガメを放棄して駆け出した。



       二人の異変に気が付いたシテツがフランを引き離そうとするも全然

       びくともしなかった。

シテツ 「ヤメテ、ヤメテよ!」

       叫ぶ彼女をフランは頭だけグルッと動かして見た。

フラン 「アンタも消える?」

シテツ 「ヒッ…」

       彼女の凍り付くような目にシテツは思わず手を離してたじろいだ。

       フランがシテツを睨み殺している間にも彼女の両手はコクテツの首

       に深く食い込んでいた。

フラン 「グゥエッ…!」

       突然、フランは口から血を吐き出し倒れた。

       彼女が倒れた反対には機関銃を構えたAJと投球直後の投手のよう

       に右腕を体の前で交差させてだらんと下げたイーグルが居た。

イーグル「AJ、ターゲットの確保!」

A J 「了解!」

       イーグルの指示にAJは迅速に従いコクテツの元に駆け寄った。

シテツ 「… その人、死んだんですか」

イーグル「いや、死んではいない。俺が空気を投げつけただけだ」

       AJは気を失っているコクテツを肩に抱え上げると銃口をシテツに

       向けた。

A J 「悪いけど、彼女は預かるわよ」

シテツ 「そんな、どうして!」

       AJは銃口をシテツに突きつけた。

A J 「我々には彼女に報復をする義務があるのよ。全てが終わったら返すわ。

     それに安心して、殺すことはしないから」

       姉が連れ去られるのを黙って見つめるしかできないシテツの前から

       二人が去ろうとしたとき、フランがガバッと起き上がった。

イーグル「コイツ! AJ、ターゲットを連れてカメに戻れ! 俺が食い止める」

       AJはコクテツを抱えたまま走り去っていった。

       起き上がったフランは頭を激しく掻き毟った。

フラン 「なんで… なんで… なんでみんな邪魔するの!」

       イーグルはフランに向けてサイドスローの要領で右手を素早く振り

       抜いた。

       フランが瞬時にバッと横に飛び退くと、背後に燃え残っていた塀の

       柱が砕け飛んだ。

イーグル「避けた…」

フラン 「テメェらぁ、みぃんな消してやるぅっっ!」

       フランは獣の咆哮のような声を上げるとイーグルに飛び掛かった。



       林へと走るAJの前に返り血を浴び赤く染まったフランが飛び下り

       てきた。

       獲物を狙う猫のように身を低くしたフランはじっとギラついた目で

       AJを見ていた。

A J 「あの爺さん… 全然足止めできてないじゃないの……」

       AJは担いでいたコクテツを下ろすとスッと構えを取った。

       フランが飛び掛かってくるのを彼女は軽くいなした。

A J 「っつ…!」

       脚に痛みを感じた彼女がチラリと痛む箇所を見ると、ズボンが切り

       裂かれて腿から赤い血がにじみ出ていた。

       視線を敵に戻すと、裂傷の理由はすぐに分かった。

       フランはイーグルから奪った物であろうコンバットナイフを持って

       いたのだ。

       再び彼女が飛び掛かってくると、AJはナイフの軌道を瞬時に予測

       して、ナイフが握られた腕を取りすぐさま彼女に飛びつくと鮮やか

       に腕十字固めを極めてみせた。

       フランの腕が伸びきった所で彼女は両手を使いナイフが握られた手

       の親指も極めていった。

       指を極められたフランの手の力が抜けると、彼女は素早くナイフを

       取り上げ投げ捨てた。

       しかし、AJがナイフの処理に追われている間にフランは腕を取ら

       れたままの状態でも体を反転させて彼女を押しつぶすような体勢で

       無理矢理立ち上がった。

       そして、空いている左手で固く拳を握り、何度も彼女の顔面に振り

       下ろした。

       体勢が不利だと判断したAJは腕を解き、すぐさま両脚でフランを

       蹴り飛ばした。

       互いに起き上がると同時にフランはAJの顔面に殴り掛かった。

       しかし、AJはまた彼女の腕を取り捻り上げると伸びきった右腕を

       担ぐように肩の上に持ってきた。

A J 「折るわよ」

       彼女は一声掛けると、フランの腕を一度高く持ち上げてから自分の

       肩に叩き付けた。

       すると、フランの腕は本来ならば曲がらない方向へと一瞬グネッと

       曲がった。

フラン 「ぎゃあぁぁぁぁぁああぁっ!」

       金切り声をあげながら右肘を押さえてのたうち回るフランにAJは

       冷たい嘲笑を送った。

A J 「まだ続ける? タコになりたくなかったら止めた方がいいわよ」

       彼女の声など全く聞こえていないフランは痛みを堪えながら何かを

       探していた。

       AJは一向に降参する様子が無い彼女に少し不安を感じていた。

       この間に、フランの叫び声で目を覚ましていたコクテツは二人に気

       付かれぬようにそっと逃げ出した。

       しばらくしてフランは太い木の枝を手に取ると、肘から先が上がら

       なくなった右腕に当てた。

A J 「あの子… まさか!」

       AJがフランの行動を予想したとき、彼女は既に枝を腕に当てて、

       自分の服を裂き腕に巻き付け固定した。

A J 「自力で治療を… そんな… 馬鹿な……」

       折れた腕を無理矢理に固定したフランはすぐに負傷前と変わらない

       速さでAJに飛び掛かってきた。

       予想外の行動に対応が遅れたAJは彼女のタックルをもろに受けて

       しまった。

       倒れたAJにフランは両脚で相手の両腕を押さえ込む形で馬乗りに

       なった。

       そして、腕が折れていようが構わず両腕を大きく振り回して彼女の

       顔をひたすら殴り続けた。

       両腕を封じられたAJは力任せに振り下ろされるフランの拳を浴び

       続けるしかなかった。



       コクテツが走ってシテツの元へと戻ってきた。

コクテツ「シテツ、帰ろう! ここは危ないよ」

       妹に声をかけた彼女は息を呑んだ。

       彼女の前に立つシテツの隣には銃を向けた先生が立っていたのだ。

先 生 「よぉ… 轍洞院、お前つまんねぇ女になっちまったな」

コクテツ「シテツ、コレはどういう事なの! 何でその人が!」

       姉に問いただされてもシテツは黙って顔を逸らすだけだった。

先 生 「おいおい、妹を虐めるなよ。それか、今のお前はヒカリ・シンカーセン

     だからコイツは妹じゃないってか?」

       轍洞院コクテツ改め、ヒカリ・シンカーセンはふと思い出したよう

       に先生を見た。

ヒカリ 「…… お久しぶりですね先生。名前を覚えていてくださって光栄です」

先 生 「まぁな… 死なせた患者の名前は全員覚えている」

ヒカリ 「私は死んではいませんよ。貴方に存在を消されただけです」

       先生は舌打ちをした。

ヒカリ 「まぁ、私自身の事は置いておいて… その子、ノゾミは戻してくれるん

     ですか?」

先 生 「生憎だが、コイツは馬鹿だが馬鹿なりに自分の意思はある。俺等第三者

     が勝手に決めらんねえよ」

       先生とヒカリはシテツを見た。

先 生 「どうだ小娘、お前があのつまんない女と正真正銘の姉妹になりたいって

     言うなら記憶をほじくり返してノゾミ・シンカーセンに戻してやるよ」

       シテツはしばらく二人から目を逸らして考えた。

       そして、結論が出たときに彼女は寂しそうにうつむいた。

シテツ 「ノゾミ・シンカーセン… それが本当の私なんですね」

先 生 「まぁ、元々はそう生まれてきたからな」

シテツ 「なら… やっぱり、戻るべきですよね」

       先生は黙って目を閉じ、ヒカリは嬉しそうにうなずいた。

シテツ 「でも、嫌です!」

       シテツの出した結論に二人の表情は逆転した。

ヒカリ 「何言ってるの!」

先 生 「だと思ったぜ」



       一方、フランに殴られ続けているAJの意識はもう限界に近づいて

       いた。

A J (お嬢様… 申し訳ありません……)

       もや掛かった視界の中にAJはアナの顔を見ていた。

A J 「ぐっ… あぁ……」

       彼女は微妙に頭を動かして急所を避けていたが、体力の低下により

       思い通りに避けることが難しくなっていた。そして、ついに貰って

       はいけない一撃を受けてしまった。

       それまで彼女の前に浮かんでいた優しいアナの顔は消え去り、殺気

       に満ちあふれたフランの顔が眼前に現れた。

A J 「ぃ… 嫌ぁ……」

       渾身の力を込めたフランの一撃が振り下ろされるのが彼女には非常

       にゆっくりと見えた。

       それは、この一撃が最後の一撃だということを物語っていた。

A J (嫌、死にたくない…)

       彼女が死を覚悟した瞬間、フランの拳は顔の横の地面に落ちた。

       そして、馬乗りになっていた彼女の体が顔に覆い被さるように倒れ

       込んできた。

       AJは何が起きたのかを把握するよりも、自分が生きていることに

       安堵した。

       彼女の視界を遮っていた物が離れていくと、白くぼやけた視界の中

       でナース服を着た女性が少女をお姫様抱っこで抱えて去って行くの

       が見えた。

       それが何かを理解する余裕などなかった彼女はただ疲れに任せて目

       を閉じた。


イーグル「AJ! 大丈夫か、AJ! 返事をしろ!」

       聞き覚えのある声に彼女が目を覚ますと、酷く流血をしたイーグル

       の真っ赤な顔があった。

A J 「死んだと思ったわ……」

イーグル「俺もだ… 残念だが、作戦の続行は不可能だな」

       安心した顔のAJはイーグルに手を引かれ立ち上がった。



       自分の望みが絶たれたヒカリは顔を見せないように下を向いて肩を

       小さく震わせていた。

       その様子を心配したシテツが彼女の顔を覗き込もうとした時、顔を

       上げたヒカリの顔には清々しい笑みが浮かんでいた。

ヒカリ 「分かったよ」

       ヒカリは大きく上半身を後ろに捻ると彼女は背後に忍び寄っていた

       モーノの頬に肘を叩き込んだ。

       不意を突かれたモーノがふらつくとヒカリは彼の背後に回り込んで

       先生に向かって突き飛ばした。

       突き飛ばされてきたモーノを先生が受け止めると、ヒカリはすぐに

       彼の右側に回り込んで二人まとめて脚を払ってなぎ倒した。

       ヒカリは先生の手から落ちた銃を拾い上げて立ち上がると、倒れた

       二人を踏みつけてから銃を向けた。

       先生はヒカリを睨み付けたが、彼女は彼を鼻で笑って見下ろした。

ヒカリ 「「どうして?」って顔ですね… そりゃ、二人とも私の後ろをチラチラ

     見てるから何かあるなって思いますよ」

       ヒカリはシテツにチラリと目を送った。

ヒカリ 「私も馬鹿だね。貴方にノゾミを投影していた… 別人なのに。貴方たち

     の思惑を自分の都合良く捉えていたみたい」

シテツ 「ご… ごめんなさい」

ヒカリ 「別にいいよ… 姉妹じゃないから」

       ヒカリは踏みにじっている二人に目を戻した。

       その時、重い地響きと共に一陣の風が吹き抜けた。

       皆が風上の方を見た。

ヒカリ 「何… アレ……」




                          第十二話 ③ へ続く…

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