第5話 ユメサメルトキ
【残り滞在予想時間 2時間】
門番?のおっちゃんが用意してくれた宿のベッドで寝っ転がりながら見たウィンドウにはそう表示されている、現在時刻は22時とも。
実際、こっちで半日以上過ごしてみて色んなことがあったなぁと僕は振り返ってみた。
夜僕のベッドで寝ようとしていたら変な声と共に激痛がはしって気付いたら異世界に、精霊さんからメッセージが来たと思ったらチートスキルとか上げるから当分寝ている間だけ異世界転移(?)してね、と。
仕方ないから町をぶらぶらしてみたけどお金がなくてひもじい思い、と思っていたら良い匂いのする超絶イケメン二人と出会って、なんやかんやで一緒にパーティを組むことになった。
一日の疲れからか深く遠く
「……イベント……起き…………過ぎ………………」
と呟き完全に
はっ!!!?として目が覚めた僕が居たのは見知った天井こと、僕の部屋だった。
脇で寝落ちする前に充電しながら見ていたスマホのスリープを解くと、ちゃんと次の日の6時になっていた。
やっぱり夢……だったんだよな?と僕が思っていると夢の中の声と共に目の前に
【夢ではありません、
【先ほどまでの事は現実として起こっております】
【アト様たちが復旧に尽力されておりますので今暫くご面倒をお掛け致します】
【短い間では御座いますが、お付き合い頂ければ幸いです】
【尚、ウィンドウは他者には見えませんので悪しからず】
どうやら、僕は本当にさっきまで異世界へ転移していたみたいだ。
今晩もまた、楽しみだな!と思っていたら下から母さんの声が
「歩夢~? まだ寝てるの~? 学校に遅刻するわよ~??」
その言葉にスマホを再確認するともう7時近い、やべええええと急いで着替えて朝ご飯をかっ食らって学校へと向かう僕。
こうして僕こと
続く?
夢現~ユメウツツ~ takashi4649 @takashi4649
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