第2話 ゲンジツ?ソレトモ……
酷い痛みから解放された僕こと、
気付いたら、何かのどかな田園風景が目の前に広がってるんだよね。
「僕、自分の部屋のベッドで間違いなく寝てたよ……ね?」
ベタに自分のほっぺたをつねってみるとキチンと痛い。
となると、ここは現実……なの!?
おーまいがっ!?と思わず頭を抱えて神に祈った所で、僕の顔の前にとあるウィンドウが開いた。
【宛:
【すまない!(フォントサイズ48)】
【うちの
【オレは、
【
【うちの
【実際、
【フルダイブ環境のVRゲームと考えて貰っても構わない】
【ただ、ゲームと違うのは魂の中身がこちらへきているので、著しい損傷を受けると、実際に死んでしまうことがあるのだ】
【あの
【具体的には、全てのスキルをレベル2程度にしておこうと思う】
【普通の人間が、数年修行して手に入る程度ではあるが、滅多なことをしさえしなければ死ぬことはないだろう】
【また、今見ているウィンドウだが、ゲームのメニューで出来る以上の機能が備わっているので、有効活用して貰いたい】
【イベントリ機能もほぼ無限にあるので、アイテムを持ち歩く必要がなくて便利だぞ】
【元々の世界で朝になれば、
【ウィンドウに、予想睡眠時間のタイマー機能も付けておくので、こちらの世界での滞在時間予測に使ってほしい】
【なるべく早く、この状況が解決できるよう努力するが、かなりの時間を要しそうなのだ】
【その間、こちらの世界を死なない様に楽しんでもらえれば幸いだ】
【あの
【では、多少心苦しくはあるが、良い旅を!】
【EOM】
上級精霊だという、アトからのメッセージを読み終わり
「ふむふむ、なるほど」
「つまりは事故でこちらへ魂だけ来てしまったと」
「寝ている間だけ当分こちらの世界へ来てしまう、こちらで死ぬと元の世界でも死ぬ」
「なのでチートあげるから死なない様に楽しんでねってことか」
「チートで異世界冒険とか、やろう系主人公キター!!!!!!!!!!」
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