第3話 半蔵門線の車内 三軒茶屋でエメラルドグリーンの先生と遭遇
何とか、08系を動かすことに成功した。このまま、地上まで行きどっかの駅で降りないと。
「まぁ、ATCが動いているから問題はないか。」
僕は、そうも思い渋谷駅まで行った。ここから先は、東急田園都市線だ。
「スイッチを切り替えないと。」
僕は、地下鉄から私鉄である東急に変えた。手順よく、素早く出ることに成功した。
しかし三軒茶屋で、人が座り込んでいるのを見つけた。警笛を鳴らしても反応がない。僕は車両をとめ、椅子に座りこんでいる人に声をかけた。
「あのー、大丈夫ですか?」
僕は、やさしく声をかけた。そしたら。
「あなたは、誰?」
っと声をかけられた。僕は、自分の名前を言った。
「僕は、丸ノ内豊先生。神保町で閉じ込められちゃって08系でここまで来たんだ。」
っと理由を聞くと。
「嘘っ!!豊先生!?」
っと彼は言った。なんとエメラルドグリーンを着てるのは僕の同僚である、南北薫子先生であった。
M「かっ…薫子ちゃん!?どうしてここに!?」
N「よかった。あたしもここの三軒茶屋で閉じ込められてしまったのよ。」
M「けがは、ないかい?」
N「えぇないわよ。それにしてもなんで、泰さんの車両が?」
M「警笛で見たら08系だったんだよね。そしたら、運転席がすごいことになっててね。人が死んでいたんだよ。」
N「えぇ!?死んでいたの!?」
M「うん。何とか退かしてここまで来れたよ。」
N「よかったわ、千佳やみんなには会えた?」
M「それが、みんなどこにいるか分からないんだ。」
N「仕方ないわね、とにかく地上まで行きましょうよ。怖くて、あたし震えちゃうわ。」
M「分かった。乗って、薫子ちゃん。」
N「えぇ。」
南北薫子も08系の運転席に乗った。
M「あとは、地上まで行けるかどうか。」
N「東急の信号も異常ないわ、このまま地上へ行きましょう!!」
M「フルノッチで行くよ!!」
そして、地上駅の二子玉川に到着した。
N「ここなら、止められそうね。」
M「うん。だけど車内で寝ようよ。外だとちょっと怖くて。」
N「そうね。そうだわ、食料と飲料水も買ってきたの。食べる?」
M「それじゃ、もらうよ。」
薫子ちゃんからもらった、パンと飲料水を飲み。今夜は、二子玉川の車内で泊まることにした。
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