第2話 誰いない、神保町駅
僕は、階段降り、駅の改札口へ向かった。しかし、人気がなかった。
「まぁ、終電が終わっているもんね。誰いるわけでもないし、さっさと改札口へ行こう。」
僕は、そう思い改札口へ向かった。しかし、改札口の電源が落とされており通すら出来なかった。
しかし、遠くの方からシャッターが閉まる音がした。
「え、うそ!?閉じ込められた!?」
僕は、慌ててさっき通った階段をかけあがった。しかし、シャッターは降りていた。
「そんな、僕は閉じ込められたんだ。」
僕は、いずれ助けに来ると思い改札口へ向かった。
まずは、改札口をどうやって突破するか。
「改札口を飛び越えれば何とかなるかな。」
改札口の脇に策があった。それを飛び越えれば、ホームに着くはず。
「飛び越える前にばれないようにしなきゃね。」
僕は、駅員と警備員がいないか確認した。
「よし、飛び越えよう!」
僕は、策を飛び越えホームへ向かった。
半蔵門線のホームに到着した僕は、電車ないことに気が付いた。
「うーん。地下鉄車両がないと苦労するなぁ。」
車両がない代わりに走らせる方法でも考えるかっと思いきや。
ファーーーン!!
「え?警笛!?」
警笛が聞こえてきたのは、間違いなく半蔵門線。渋谷方面へ行く所だった。
「チャンスかもしれない。」
電車が到着した。しかし誰も乗っておらず、運転士も車掌もいない。
「おかしいな、どうやってここまで来たんだろう?」
僕は、先頭車両を見た途端。人が死んでいた。
「え?死んでいる。ここまでどうやって動かしたんだろう?」
僕は、不思議に思い車両全体を見まわした。
「血もついているし。一体だれが?」
僕は地下鉄の車両ナンバーを確認した、何と08-101編成だった。どうやらトップ車両のようだ。
「こんな時間に申し訳ないけど使わせてもらうよ。」
僕は、先頭車両に戻り運転室へ向かった。
「うーんと、半蔵門線の操作ならマスター済みだからね。」
そう僕は、どんな車両でも操作できる。違う会社でもマスターしているからねっ。と独り言放ち電車を動かした。
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