第4話学習

「お前らの祝福強すぎない?」一通りステータスを見た感想はこれしか出なかった。ってか俺の祝福だけ説明短すぎな。学習したところでなにすればいいんだよ!


「まぁ、どんまいだ。こんなこともあるさ。元気出せよ。」

「そうだよ、勉。きっとなんか使いどころあるかもしんないし、諦めるにはまだはやいよ。それに奢りの話無しにしてあげるから元気出してよ。」

「お前ら、、、」俺は感動で泣きそうには、ならなかった。


「うっせぇ!!有能祝福なんかもらいやがって、ぜってぇゆるさねぇからなぁ!いずれ最強になってやるよハーゲ、金髪腹黒。ぶっちゃけただの負け惜しみだった。しかし、世界は俺にだだ甘だったようだ。


『学習スキルをONにしますか?』


え?なんだこれ。とりあえず、

『はい。』


『学習スキルをオンにしました。ただいまより、学習を始めます。』


『忍耐を学習しました。』


もしかして、これは、、、「ステータスオープン!!」


名前 田中勉

種族 人間

職業

レベル 1


HP 100/100


MP 100/100


攻撃 100

防御 100

素早さ 100

器用さ 100

魔法 100


祝福

学習 忍耐 言語理解

スキル

鑑定LV1 隠蔽LV1


待て待て待て、これ俺のステータスだよな?!俺のが十分チートやん!ひゃっほーーう!!!こいつらに自慢してやろーっと。あ、その前に学習はずっとオンの状態にしとこっと。


「おーい、聞い」


ちょっと待てよ学習の発動条件はたぶんスキルや祝福を見ることだなら、まだ俺の祝福の効果がバレる前にみんなのを見るのが得策じゃないか?この世界に来て俺かなり優秀になったな。うん。


「どうしたんだ勉?学習の効果でもわかったのか?」心配してくれる翼。こいつはなんだかんだで周りへの気遣いができる優男だったりする。まぁ、祝福は学習させてもらうけど。


「いや、なんでもないよ!それより、翼の祝福の効果を見せてくれよ!」そして俺のステータスの肥やしとなるがいい!


「あぁ、いいぞ。『天使』発動!!」


そう翼が言うと翼の背中から二つのフッサフサな翼が生えていた。うわ、めちゃくちゃふさふさやん!よく見るやつやん!すげー、もふもふさせてくれないかなぁ。


『天使を学習しました。』まぁ、俺もゲットしたから自分で、もふれるけどな!!


周りを見渡してみると他の奴らも祝福を続々と使っているのでついでに学習させてもらうことにしよう。いやー、申し訳ないわーw


『必中を学習しました。再生を学習しました。分身を学習しました。心理を学習しました。回避を学習しました。筋肉を学習しました。樹木を学習しました。水性を学習しました。雷電を学習しました。幸運を学習しました。疾走を学習しました。復活を学習しました。記憶を学習しました。変身を学習しました。』


なんだなんだ?!頭いったー!!情報が一気に流れ込んで来たおかげで俺の頭がパンク寸前になる。まぁひとまず祝福をまとめてみるか。


必中: 放ったものが必中になる。

再生: 再生することができる。

分身: 自分のステータスの半分の分身体を出すことができる。祝福、スキルは引き継がれる。

心理: 相手の考えを理解、誘導できる。状況や、スキルによりレジストされる。

回避: その場においての合理的な回避の方法がわかる。

筋肉: 筋肉を増強することができる。

樹木: MPを使い樹木を生成、操作することができる。

水性: 水に溶け込むことができる。溶け込んでいる最中は完全に水の状態になる。水から体を出すと実体化してしまう。

雷電: MPを使い雷を生成及び操作できる。自分の体からしか雷は出せない。

幸運: ラッキーになる。善行を積めばよりラッキーになる。

疾走: 直線距離のみ音速で走れる。

復活: HPが0になった時、確率で復活する。

記憶: 見聞きしたものを完全記憶する。

変身: 対象を自分の想像した姿形に変えることができる。一部分だけ変えることも可能。


とりあえず一言言わせてくれ、


「俺チートすぎじゃね?」

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