第3話能力
「この世界の危機を助けてください!!!!」
煌びやかな衣装を見にまとった女性が言った。その女性の容姿は、雰囲気美人といった印象がもてるような顔をしていて、みんなが可愛いっていうならまぁ可愛んじゃね的な顔だと思う。ふとそんなことを思っていると、そいつは続けて俺らに語りかける。
まぁ、ぶっちゃけ、ザ・テンプレな内容だったので省略すると、、、
・魔王によって国がやばいので召喚した
・さっきの雰囲気美人はセフィリア=サイゼリヤ、サイゼ国の姫
・元の国へは帰れない。
・魔王は転移魔法が得意なためそれにより帰れる可能性有り
こんな感じである。正直、元の世界へは帰れないとか言われたら周り困惑すると思ったけど誰もなにも言わなかった。俺は最高に嬉しいから文句はないけどな。
そんなこんなでサイゼ国王のいる謁見の間に行き、王の謝罪と戦いたくないものの保護を提案し、現在は休憩時間となっていた。ちなみにここまで誰一人とて、口を挟むことはなかった。
周りが騒がしくなっている中で俺はいつメンである、広樹と翼を探し合流することにした。
「ハゲ!こっちだ!!」俺は行き場をなくしているハゲに向かって叫んだ。
「誰がハゲだ!これはファッション坊主だ馬鹿野郎!!ってかお前は揺るぎねぇな。。」
とかいってこっちに向かってくるあたりツンデレなんだから、ういやつめ。
「おい、そのニヤニヤをやめろ、まじで腹立つから」とか言ってファッションハゲとじゃれ合っていたら翼もこちらを見つけ集まって来た。
「お、いたいた二人とも広樹のおかげで見つかりやすかったよ!」流れを察したのかニヤニヤしながら話す。「俺の頭を灯台代わりにしてんじゃねぇよ!」広樹いじりも、ひと段落ついたところで、ふと思ったことを聞いてみた。
「そいえば、なんでみんな説明の時あんな静かだったんだ?もう少し騒がしくなってもよかったんじゃないか?」日本にはもう帰れないかもしれないのに静かすぎた、全員すでに洗脳済みなのかもとかも思ったレベルだ。
「は?お前何言ってんだ?全部女神様から教えてもらったじゃねぇか。若年性なんたらなのか?つとむきゅんww」
あんのクソ女神なにが、体を構成するための時間だよバリバリ説明入れてんじゃねぇか!俺の担当女神雑スギィ!まぁ腹立ったからとりあえず広樹は殴る。
「おい、まて、なんで拳握ってんだよ勉!ちょっとまてほんとごめんて。謝るから拳を下ろしてくださいおねがいしまーーーす。」
最後サ◯ーウォーズ風に言いやがって絶対殴る。
「まぁまぁ、二人とも落ち着いてとりあえずは、ステータス確認でもしないか?」おぉ、さすがだな翼。完全にステータスのことを忘れてたわ。
バキッボコっベキッ!!
「「「ステータスオープン!!!」」」
名前 田中 勉
種族 人間
職業
レベル 1
HP 100/100
MP 100/100
攻撃 100
防御 100
素早さ 100
器用さ 100
魔法 100
祝福
学習 言語理解
スキル
鑑定 LV1 隠蔽LV1
なんだろうこの圧倒的平凡感ここまでくると虚しくなってくる。いや!!もしかしたら実は100という数字はかなり異常でチートな能力値なのかも!!
「やっぱ、能力値はこの世界の平均の100かーもっとくれよなー能力値」
まじかよおい、ってかこんな一般人に世界救わせようとしてんじゃねぇよクソ姫が!!そもそも学習ってなんだよ!フザケンナよ使えるわけないだろこんなん。
学習: 学習することができる。
もしかして今の祝福の説明?もう終わった俺の異世界ライフ終わった。ってか翼と広樹のステータスどんなんなってんだろ。
「「「鑑定」」」
ってお前らもするんかい。どんだけ覗きたいんだよ!!まぁ俺もなんもいえねぇか。
名前 金沢 広樹
種族 人間
職業
レベル 1
HP 95/100
MP 100/100
攻撃 100
防御 100
素早さ 100
器用さ 100
魔法 100
祝福
忍耐 言語理解
スキル
鑑定LV1 隠蔽LV1
こ、こいつ俺よりめちゃくちゃ有能そうなスキル持ってんじゃんなにこれ、欲しい。俺の学習と交換してくんねーかな。
忍耐: ダメージを8割軽減することができる。さらにふっ飛ばしを無効にすることができる。
はぁぁぁぁあ?!有能スキルじゃねぇか!絶対許さん。まぁ次だ。
名前 木下 翼
種族 人間
職業
レベル 1
HP 100/100
MP 100/100
攻撃 100
防御 100
素早さ 100
器用さ 100
魔法 100
祝福
天使 言語理解
スキル
鑑定LV1 隠蔽LV1
天使: MPを使わずに対象を癒すことができる。翼を生やし飛ぶことができる。
殺傷能力のない矢を射出可能。魔物に当たると条件と確立によりテイム可能。
まwwwさwwwかwwwwの天使とかwwwwwこんなん笑うしかないやろw
でも、普通に有能なんだけどな。
俺、役立たずじゃね?
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