第2話女神
次に目が覚めたのは、本当に真っ白な部屋だった。これが比喩とかじゃなくてほんとに真っ白な世界なんだよ。いやまじで、ここまでくると俺の心も洗われるようだよ。おい誰だ、俺の心を、頑固な油汚れと一緒とかいったやつ。ちゃんと落ちるから、ほんとだから、ってか汚れてねぇよバーカバーカ。
「あなた、なに一人で話してるんですか。」何か気味の悪いようなものを見るまで俺に話しかけたのは女神のように美しい女だったのだが、おいやめろ、俺をそんな目で見るな死にたくなるだろうが。
「いや、そりゃ見るでしょ一人であんだけ語ってたらこっちの方が見てて恥ずか死しそうになりますよ。まぁ、とりあえず私は女神で、あんた達はある王国に召喚されてる途中よ。」めんどくさそうに話す女神。
「あんたも死にそうならいっか、そいえば他の奴らは?」ふと気になったので女神とやらに聞いてみることにした。
「あ、いいのね。立ち直り早いわね。他の人達も今同じように他の女神に説明を受けてるわ。」少し驚いたような顔をする女神。驚いた顔も可愛いとか反則だろって、俺はなにを?!とか思ってたら好印象によりチート能力とかくれないかなぁ。
「君の思考全部ダダ漏れだからね?まぁ、ちート能力に関しては、それぞれ与えられるから安心するといいわよ。」やはりだるそうに話す女神
「おぉ!やっぱり安定だよなぁチート能力は、ってかあれだよな召喚されてる王国ってことは剣と魔法のファンタジーな世界に単位ってことであってるんだよな?」さすがにここから違いますとかいったら泣くぞ。。。齢17歳にしてガチ泣きするぞ?
「安心して、ちゃんと剣と魔法のファンタジーだから。おっと、そろそろ時間が来たみたい。」というと真っ白だったはずな部屋が端の方から黒くなっていった。
「え?ちょっと待ってこの時間まじでなんだったんだよ!!なんも説明とかしてもらってないし、チートももらってないし、ふざけんなよ延長しろ延長!!!」
「あ、言い忘れてたけど、この場所でなんかするわけでもないわよ。ここは、簡単にいうと貴方達の体をあっちの世界に適合させるための時間だから、チートはあっちの世界に行ったらステータスって言ったら見れるわよ。安心して、異世界へ行ってらっしゃーい。」
途中から俺は喋ることができなくなってしまっていたので黙って話を聞いていた。そうこうしているうちに黒は俺のところまで、近づいて来てついには飲み込んでしまった。まぁ、異世界へ行けるってんならとことん楽しんでやる!!!!俺の意識は途切れた。
「行ったかー。はぁ、疲れた、、、チート能力は、一人一人の個性に合わせて作ったはずなんだけど、今の子強すぎじゃない?」
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