たまには空を見上げてごろりとしてみませんか

東京の会社に勤めている息子が、たまに和歌山に帰ってくると「ああ、和歌山は空が広い!」と喜んでいる。

地元で長く暮らしている人には、ぴんとこないようですが、たしかに、和歌山は東京や大阪に比べると、本当に空が広くてきれいです。

現代人は忙しすぎて、あまり空を見上げたりしなくなっているといいますが、みなさんはいかがでしょうか。

 最近、私に「密かな趣味」のようなものが出来ました。

まずは、モ コモコの防寒着に身を固め、耳あて付の防寒帽もつけて、冬の海、青岸エネルギーセンターの先の堤防に出かけます。

まばらに竿を出している釣り人たちの邪魔にならないようなところまで歩いていって、堤防のコンクリートの上によっこらしょと座り込み、それからゴロリと仰向けに寝ます。それだけの趣味です。笑

視 界がすべて空 だけというのはなかなか気持ちいいものです。

青空にゆっくりと流れていくのは白い雲だけ。地球が回転するのを背中で 感じられるような気がします。

たまに、はるか高空を銀色に光る旅客機がゆっくりと動いていきます。

なーんも考えずに、心の中に青空を焼きつけます。「すこーしも寒くないわ♪」と口ずさみつつ。心にうつうつとした悩みを抱えている人にはすごくお勧めかも。

でも、あんまり気持ちよくて、眠ってしまい、寝返りうってドボンと海に落ちて溺れないように。笑



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