バナナの皮ですべるとなぜおかしいのか
一昔前は【大の男がバナナの皮ですべる】という笑いはマンガでよく使われたものですが、最近はもう使い古されたせいかめったに見かけません。
会社の女性スタッフに「バナナの皮ですべったことある?」と聞くと当然のごとく「ない」という答が返ってきて、さらに「そもそもバナナの皮なんて落ちてないじゃないの」としごくもっともな反論をされます。
かつてバナナの大量消費国であるアメリカにおいて、バナナの最大の難点は衛生 的な包装紙ともいうべき皮が、気軽に道ばたに捨てられてしまうことだったそうです。
それを踏んで転び、怪我をする人が続出し、1909年のセントルイスの市議会ではバナナの皮を道に捨てることを禁止する条例が成立しました。
「本当にバナナの皮はすべるのか?」という疑問を持った、若かりし頃のごまおにぎり記者は自ら実験してみたことがあります。
バナナの皮をむいて床に置き、おそるそおそる足を載せてみます。ドキドキ、なんだ何も起きないじゃないか。少々力を入れてもちっとも滑りゃしない。なんだこんなもん とグイと力を入れた途端、ズルッと滑り、あやうく転倒するところでした。バナナ恐るべし! (70歳以上は実験禁止! よい子は実験するとき、必ずヘルメットと防具着用のこと 笑)
「バナナの皮は本当にすべって危険なんだ」ということを職場のみんなにも知って欲しくて、会社の入り口にバナナの皮を十本ほど並べたい衝動にかられる私は危険人物なのでしょうか 笑
バナナってその存在自体がなんかユーモラスですよね。
だって「手をあげろ!」と警官がさっと取り出したのが銃でなくバナナだったりしたらなんか可笑しいでしょ。
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