第7話
2人で帰ったその夜、笹原くんからメールが来た。
『今日は付き合ってもらってありがとう。また、チャリで来た時は一緒に帰ろう!』
私は、この文面を見て、嬉しいと思った。そして、気付いたら彼のことばかり考えていた。そういえば、なんだかんだいいながら私のことを心配してくれて、大事な相談も乗ってくれる笹原くんにどんどん惹かれていったような気がする。
いや、でも私は西原くんが好きなんだ。私をいじってくる笹原くんなんてただの友達だ。自分にそう言い聞かせた。
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