#81 紛争の実態
----
Irfel jazgasaki.cenesti zu xelir mi'st,
Fal retla, co'st mian'i(zu, xalija) decafelemon celdinelsto es co'd aptum.
La farfel-tvasnarlarsopitolyrnasch xolirfe zu fixa.stedelaf krante ler 20'd rout larieves mal fqa'd xola'd elm apasken is paskelmravir.
Fentexoler'st ditierrmeunasch elmerger'it slyrsirlusil ler miss celdinelst marlerss mal dytylaxelixfant.
Co xale larta'st molo es delus fua la lex.
Edixa co veles jelo fentexoler'd metis'it la notulu'ct mal co veles issydujo pa co elm fentexoler'c.
La lex kantet co'd anfi'e.
Lecu mi'tj lertasala'l klie mal furnkie unde.
Sinh lut es lydec co's.
----
文面を見ながら、ため息をつく。ずらずらと並ぶ長文の羅列に頭が痛くなってくる。
昼食の後、イェスカに貰った手紙が気になって一人で図書館に来ていた。ヒンゲンファールはらしくなく今日は図書館から出ていって、誰かとの約束に焦って出て行ったまま戻って来ていない様子だった。
一枚の紙だと思って受け取った内容がタイプライターで打った文字のような印刷物でこれだけの分量書かれているとは全く思っていなかった。
全文で辞書を引きながら読んでいたら、一体どれだけ時間が掛かるかわからない。だが、娯楽という娯楽が他にあるかといえば、ルールの分からないボードゲームと球技くらいだった。ボードゲームは将棋っぽくて繊細な駆け引きがあるみたいで良く分からない状態でやっても大恥をかくだけだし、球技は特にこれという理由は無いが群衆がやっているのに混ざる気にはなれなかった。
(というか、この手紙、長い単語が多いな。"
長いだけでなく難しい単語が並んでいる気がする。"
ただ、分かるのは"
(ん……?)
冗談はさておき、一つ目に付く単語があった。
手紙の本文の五行目の文には"
「そうか……異教徒か……。」
脳裏にフィシャとの戦闘、ヒンゲンファールのしたり顔、フェンテショレーの軍人の血の気に満ちた肌、笑顔で血塗れの男を踏みつけるイェスカの画像が一瞬で想起される。
この戦争は宗教戦争だ。レトラの街やレシェール、シャリヤたちは、ある宗教勢力に属していて、もう一つの宗教勢力と対立している。敵を「異教徒」と呼ぶのは古今東西宗教戦争が起きる際の定番だ。イェスカは芸能人でもなんでもなく宗敎関係者だ。でなければ、人に改宗に興味があるかどうかなんて訊かない。フェンテショレーと内通していたフィシャはその宗敎関係の施設に間諜として潜入し、懐疑を受けないで済んでいたということを考えるとこちらはリパラオネ教を信仰する勢力なのだろう。
パズルのピースが揃った気がして、俄然手紙に対して興味が湧いてきた。とりあえず、さっきの"fentexoler"が二回出て来る文章が何を言っているのか解読することにしよう。
原文は"
常に肌身離さず持っている辞書を素早く開いて"elm"の語を探した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます