第4話 性快感許容量
「貴方の体は、既に入会時の身体チェックで調査済みよ。」
会員制という事を最大限利用する真澄…
「貴方の感度係数は20、要は、普通の人のなんと20倍の感度なの。貴方は同じ刺激で、普通の人の20倍の気持ちよさを味わうことが出来るのよ。今までの研究対象で最高値は3.9だったわ…貴方は信じられないくらい桁外れに感じやすいエロい人間なのよ」
「そして、貴方の性快感許容量は、なんと200,000。更に強い刺激に耐えられる貴方は、その強い刺激を与えることが出来れば普通の男達の、なんと2,000倍の快感を得るまで耐えて、果てることが出来るのよ。研究対象としても非常に興味があるわ…」
「ただ、普通の女性が男性に与える刺激力は0に限りなく近いわ、つまり、どれだけ時間をかけても一般の男性を気絶させることは出来ないわ。よほどテクニックがあっても、直接刺激で2、道具を使用して5までがせいぜいよ。しかも前立腺攻撃と言う、私に言わせれば邪道な方法を使ってね。男性を1分で気絶させる、100の刺激力を与えることが出来る女性なんてまずいないわ。つまり、一般の男性が得ることの出来る快感度は、余程テクニックのある女性に当たって前立腺攻撃をしてもらっても、5程度なの。前立腺攻撃がなければ、テクニック自慢の女性でも0.01も行かないわ」
「ただ、私は1,000までの刺激力を自由に操れるように訓練を積んできたの…勿論、前立腺攻撃という邪道は使わずにね。
つまり、20(マチオの感度係数) x 1,000(真澄の刺激力) × 10分 = 200,000(マチオの性快感許容量)となり、私がマックスの刺激力を駆使すれば貴方は20,000という信じられないくらい極限の快感を感じながら、10分で失神することになるのよ。勿論、そんな短い時間で気絶させるなんて勿体ないことはしないけどね」
「因みに、さっきのフェザータッチ攻撃は刺激力10よ。テクニック自慢の女性が道具を駆使して前立腺攻撃をするのと同じぐらいの刺激よ。マチオ君は前立腺攻撃が嫌いな様だから、そこまでの刺激を受けるのは初めてだよね、うふふ……」
確かにマチオは全く異次元の感覚に陥っていた。そして、真澄が手を離してから10分以上たっているのに、まだ体がピクピク痙攣し、腰がガクガク震えている。特に真澄の声を聞くと体がビクンビクンと反応した。
「あら~、ずっと感じ続けているのね、マチオ君…さすがね、貴方の性快感量の半減期は一週間、リセットされるには1ヶ月だもんね。普通の男達であれば、30分もあればリセットされるわ」
通常であれば性快感量は刺激が止まってから時間が経つと徐々に減っていき、30分以内にゼロになるが、マチオの場合は、1週間経っても半分残っており、1ヶ月でようやくゼロになる。勿論、その間に全く性的刺激がないことが前提なので、マチオの性快感量がゼロになることはない。
「そして、私の声と存在感も十分な刺激になっているはずよ。」
真澄は声や自ら発するオーラにも自在に刺激力をつけることが出来るため、マチオの性快感量は減るどころか、数値になるほどではないものの僅かずつ蓄積されているのだ。因みに、先のフェザータッチ攻撃による性快感量は、20×5×2=200。
「マチオ君、ここ1ヶ月は仕事が忙しかったようで、全く女性からの性的刺激はなかった様ね。つまり、性快感量はゼロからスタートね。先のフェザータッチ攻撃で200、貴方の性快感許容量の200,000からすると0,1%、ホンの入り口に過ぎないわ……」
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