もう二元論の時代じゃない

 大日月地神示でも述べられていますが、やがては一神教では立ち行かなくなるでしょう。今が一神教の最後の時代ではないかと思っています。一神教の行き着く先は人類滅亡ですからね。同じ宗教を信仰する人だけになったら千年王国も築けるでしょうけど、実際は違う一神教同士で争う構図が出来てしまっていますもの。

 これはもう、人類を徹底的に争わせるためのワナとしか思えません。人類を霊的に成長させないための。


 一神教の始まりはエジプトからと言われています。ツタンカーメンのお父さんが始めたのですよね。それがどう言う意図だったのかは諸説あるのでしょう。ただし、どうしてそれが広がっていったのかと言えば、その時代の為政者が利用出来ると判断したからです。

 一説には、戦争をするために一神教を作ったと言う話があります。そうして、為政者の都合のいいように変えられてきました。実際、一神教の信者は好戦的です。選民思想もあります。他教を認めないのですから当然です。


 なので、行き着く先はどちらが正しいのかの戦争しかなくなるのです。これから先の時代にそう言う宗教は必要ですか? 一神教から脱却しないと未来はありません。他と認め合い、同じ志を持つ人達と手を握り合う事が大切です。

 宗教を理由に仲良く出来ないなら、捨てられる宗教でないといけません。一度契約を結んだら足抜け不可とかどこのマフィアですか。


 人類全てが霊性に目覚めれば宗教は必要ありません。何故なら、宗教とは教祖の思想に従うものだからです。やがては誰もが自分教の教祖になる、誰もが救世主になる時代が来る。そのような時代に選民は必要ないでしょう。選民や他教を邪教認定して排除する時代は終わらなければなりません。

 今が魔の支配する時代なら、今世界を席巻している教えは魔の教えと言う事になります。歪められているのです。歪められてきたのです。


 人の数だけ考え方があります。違う主張も認めていくのが多様性です。一神教は自分の信じる教え以外を認めない多様性と正反対の教えです。同じ教えが元でも解釈違いで喧嘩別れして、どちらも自分達の正当性を訴えて殺し合うのが一神教の性質なのです。

 一神教は二元論ですが、もうその時代は行き詰まりを迎えています。このままでは自滅の道しかありません。このピンチを脱するためにも、二元論を超えた考えが広まっていけなばならないと私は考えます。

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