ヴォイニッチ手稿の秘密を読みました まとめ

 前回で最後の第五章まで紹介しました。なので、今回は最後のまとめ、結局この本は何だったのかを私なりの薄い考察で語ります。個人の感想なのでサラッと流してくださいね。


 この本が今までのヴォイニッチ手稿関連の本と大きく違うところは、既存の研究本が手稿に書かれている謎の文字の解読をメインにしているのに対して、挿絵の解説がメインと言うところ。この本の中で文章部分に触れているのはごく一部です。しかも大抵は余談的なもの。なくても大丈夫な部分ばかりです。

 挿絵の解説メインのヴォイニッチ手稿本なんて、この本が唯一ではないでしょうか。まぁ、私は他の解説本を読んだ事はないのですけど(汗)。


 何故この本が挿絵メインでの解説が可能だったのかと言えば、本の作者のトートが手稿の執筆者のロナウドと同じ場所にいたから。同じものを見聞きしていたのなら、わざわざ文章の解読は必要ないですよね。だから、他の本と出発点がそもそも違うのです。内容が分かっているから文字の解読の必要がないのですね。

 もちろん、これはこの本の内容を信じればの話です。ただ、今のところは絶対の正解が分からないのですから、説のひとつとしてこれもアリでしょう。降霊的アプローチからの解説ですね。イタコ芸と言われるかもですが。


 と言う訳で、最後にこの本のあとがきから大事だなと思ったたところを抜粋して終わりにします。この本に関する印象は人それぞれだと思いますけど、私はいい本に出会えたと思っておりますよ。


 何故全てを創る基盤が植物なのか。この多次元宇宙には全ての源となる『種』があるとイメージしてみるとよい。高次元の世界では『種』は意図を持った意識と音の波動が栄養となり、霊的神経路を通って『種』に送られる。やがて芽を出し、花を咲かせる。植物はひとつの意識が入ると定着し、永遠に保持し生き続ける特徴がある。ひとつの意識で生きるひとつの植物が複数組み合わされて、様々なものを創り出す。

 どの経路にも独自の知性や能力を持った意識がある。その意識を入れた14万4000の高次の存在達は、知恵と穏やかさと沈黙をたたえる者達だ。


 人間には全ての意識が宿っている。その中からいくつかを選び、使っていく内に混線してしまったのだ。それが親からの教えや教育になり、社会のルールになって歪められ、混線はますますひどくなった。やがてそれらは、時代の権力者達の意図に沿うように綿々と受け継がれてきた。

 植物は意識に充実だ。人間の身体もその意識に忠実だ。どんな意識を吹き込むかで子供の意識は変化し、自らの人生を光にも闇にも出来る。


 7次元では今も新たな生き物が創造されている。それが5次元に反映され、その後、3次元に降ろされる。太陽系が昼の時代になれば、新たな生き物が生まれるだろう。


 地上の植物は、地上に生きる全ての生き物のために降ろされた。植物と地球は共に繋がり、多次元に生きている。植物は地球の意識の現れだ。

 植物と共に暮らしなさい。植物を同胞と思い心を開き、対話しなさい。常に植物の存在を意識する生き方をしなさい。地球も植物も共に喜びの波動しかない。人間もその輪に加わりなさい。


 人間の成長とは、宇宙の進化を自ら体験する事だ。死が訪れると、安らぎと共に肉体は土に帰り、意識は宇宙に帰る。宇宙への帰還とは、宇宙を知る宇宙の子が母なる根源へ帰る事だ。進化とは、帰る魂が既にその事を知っていると言う事だ。

 知識としてではなく、体験として、感情として、感性として。「思い出せ」と言われるのはこの事だ。人間達は進化の道を歩んでいる事を忘れぬ事だ。

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